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8日目
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2月22日(火) 一旦ダッカへ戻る

■ 今日の予定
今日はラジャヒを後にしてダッカへ戻る。
当初はダッカから、さらにクミッラまで行ってみようとも考えていたのだが、体の安全策を考えて無理をしないことにした。
ダッカまではバスで約6時間の道のりである。
バスのチケットは先日買っておいた。
朝8時のバスに乗るため、ホテルの朝食は断念した。

■ ダッカ行きのバス
7時過ぎにホテルのロビーへ行ったが、まだ玄関は閉まっていた。
チェックアウトを済ませ、通用口からホテルを出て、リキシャに乗ってバス会社へ向う。
ラジャヒ鉄道駅のすぐ前には、数社のバス会社が並んでいて、ダッカ等の主だった長距離バスを運行している。
私は、その中で運行数が多くて、バスが綺麗だったナショナル・トラベルという会社のバスを利用することにした。
ダッカ行の便は、午前中だけでも8本程運行していた。
バス会社には、少し早く着いたが、待合室があるのでベンチに座って待つことができた。
待っていると、出発の15分程前にバスが横付けされた。
大きいバックは預け荷物にして、バスに乗り込む。
預け荷物にはバケージタグが取り付けられ、間違いがないようにしていた。
バスは、“Super Saloon Coach” と、名前だけはかっこ良い。
全席指定のこのバス、ダッカまで乗って300Tk(350円程度)は、安いねぇ!
それでも、こちらではビジネスマンや金持ちクラスしか利用しないようで、変な格好の人は乗っていない。
バスは8時になり、ラジャヒを出発した。

■ ダッカまで
発車時は少しの空席があったが、途中でも乗車する人があり、全ての席が埋まった。
ラジャヒの街を出ても、混雑した狭い道路が続く。
大型バスなのに、乗客のことを一切考えず急発進、急加速、急ハンドル、急ブレーキを繰り返す。
目の前を走るリキシャや自転車をクラクションの連発で威嚇し、自分より遅い車は容赦なく抜き去る。
当然対向車があるのだが、そんな物を気にしてはいない。
対向車線へ大きくはみ出ても、クラクションで相手を避けさせる迫力で走り抜けるのだ。
これまで色々な国のバスを利用してきたが、この国のバスが一番デンジャラスだと思う。
カーブのない一本道だから、車酔いなんてないだろうというのは甘い考えである。
車掌が予めビニール袋を持って、酔いそうな人に手渡している。
もしかして、私もヤバイかもと思ったくらいだ。
バスは2時間と少し走り、ドライブインで停車した。
ここで30分のトイレ休憩のあと、再びダッカへ向けて走ることになる。
ラジャヒ管区からダッカ管区の間にはジャムナ川が流れていて、この川に掛るジャムナ橋を渡る。
この橋は全長4.8kmの長さがあり、橋を渡り出した時に、向うの橋のたもとは霞んで見えない。
2車線の道路の脇には鉄道、送電線が走り、さらにガスのパイプラインや電話ケーブルも通っている。
紙幣の100Tk札にも印刷されている有名な橋である。
ジャムナ橋を渡ってダッカ管区へ入り、出発してから5時間半でダッカに到着した。

■ ホテルへ
到着した場所はテクニカル・バスターミナルと言っていたが、バスターミナルではなく道路ぶちだった。
グルシャンから旧空港を隔てて西側に位置するようだった。
ダッカのホテルは、バングラデシュ初日に宿泊したホテルのロイヤルパレスにしようと思っている。
勝手は分かっているし、値段もおそらく前回と同じにしてくれるだろう。
そんなに混み合っている様子はなかったので、たぶん空いていると思う。
ホテルのあるモティジール地区までは距離があるのでタクシーで行くことにした。
やはりここはダッカの街、道路の混雑は半端じゃない。
車間距離・・・近い近い!! 隣の車との距離・・・近い近い!!
私には100年掛ってもこの街での車は運転できそうにない。
結局、ホテル近くまで30分以上かかってしまった。
交通事情の関係で、ホテルへは少し歩くことになった。
ホテルの玄関を入り、レセプションへ行くと、先日泊まった私のことは覚えていてくれた。
外国人が珍しいこの国では、こんなところがあり難い。
先日書いた書類を引っ張り出してくれたので、最低限の記入でチェックインができた。
部屋は先日泊まった部屋を割り当ててくれた。
クルナやラジャヒに比べダッカはかなり暑い。
バスを降りてからホテルへ到着するまでに、しっかり汗をかいていた。
先ずはエアコンを聞かせ、火照った体を冷まそう。

■ 午後はゆっくりと
移動の疲れを残さないためにも、午後はゆっくりと過ごすことにした。
ホテルのレストランで遅い昼食を摂り、お腹も体も落ち着いてからぶらりとホテルを出た。
ホテルから歩いて行けるところにバイトゥル・ムカロムというモスジットがあり、その横が多くの店が並ぶ市場になっている。
特に買いたい物はないのだが、一通り歩いて見て回る。
さらに、モスジットの南には国立競技場があり、その周りが電気屋街となっている。
ここでも、今人気の電気製品は携帯電話だ。
携帯電話の店は多く、多機能の携帯もたくさん並んでいる。
私の使っているタイで買った携帯は、こちらで1,700Tk(約2,000円)程度で売られていた。
ここではインドミュージックのDVDを買った。
DVDが2枚で100円程度、安いねぇ!
これ勿論海賊版だけど、DVDもCDも正規版の物を売っているのを見かけたことがない。
正規版を売っている店はあるのだろうか?

バイトゥル・ムカロムはダッカ最大のモスジット 階段を登ってバイトゥル・ムカロムへ入る
白亜のタイルが敷き詰められた中庭 バイトゥル・ムカロムの内部:静かだった
バイトゥル・ムカロム横にある市場 イスラム教の人がよくかぶる帽子を売る店
女性用の下着、売るのも買うのも男性だ 路上販売でよく見かけるサンダル屋

【参考金額】
項目 金額 
リキシャ(ホテル〜ラジャヒ・バスターミナル) 20Tk
バス(ラジャヒ〜ダッカ) 300Tk
タクシー(ダッカ・テクニカルバスターミナル〜ホテル) 180Tk
ホテル(ロイヤルパレス・ホテル) 1,050Tk

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