BACK
5日目
NEXT

1月17(日) 山あいの小さな町パーイへ

■ 今日の予定
今日はチェンマイを出る。
向かうはミャンマーとの国境近くの村であるメーホーンソーンだ。
メーホーンソーンまではバスで約8時間と約1日かけての移動になるので、途中のパーイという町まで行き、ここで2泊程してから目的地のメーホーンソーンへ行こうと思っている。
したがって今日はパーイまでの移動になる。
当初、普通バスを利用しようと思っていたのだが、宿でミニバスを勧められた。
「ピックアップが付いているから楽だよ〜」と言われると、ついつい楽な方を選んでしまった。
値段は少し高くなるが、その誘惑に負けて予約した。
7時半に宿へピックアップがある予定だ。

■ ピックアップ
少し早起きしてパッキングを済ませ、7時に宿のチェックアウトをする。
ミニバスのピックアップまでの時間を利用して朝食を摂ることにした。
レストランはフロントのすぐ横なのでピックアップがくれば分かるだろう。
“時間は十分あるだろうから”とゆっくり食べていると、予定より10分も早くピックアップの車がやってきた。
車には待っていてもらい、慌てて残りをかけ込んで車に乗り込む。
ピックアップの車はソンテオで、街中を回って他の乗客のピックアップを続けた。
全てのピックアップを終えたソンテオは鉄道駅で待っていたミニバスの所まで行き、ここでミニバスに乗り換える。
ミニバスは、アヤサービスが運行しているワゴン車で、一般のワゴン車よりひとまわり大きく窮屈感はない。
ミニバスの乗客は全員で9人だった。

チェンマイ市街でピックアップを終え、鉄道駅まで来た パーイ行きのアヤサービスのミニバス

■パーイまでのバス
ミニバスは8時にチェンマイの鉄道駅をパーイに向かって出発した。
走り出して30分程は道路の広い直線的な道なのだが、それから後はカーブが多い山道となる。
出発して1時間半程でトイレ休憩があり、しばしの休憩をした後山道を走り続ける。
カーブはさらに厳しくなり勾配もきつくなる。
道路は直線部の全くない急カーブの連続となる。
車は唸りを上げて大きな峠を越えたと思っていたら、峠を下ると農耕風景のある里へ出てきた。
そうこうしている内パーイの町へ入った。
やはりミニバスは早く、普通バスなら4時間かかるところを3時間で着いてしまった。
これ位のバス旅であれば長く感じない。
ミニバスはパーイの町の中心に近いアヤサービスの事務所前が終着だった。

途中で休憩した売店 急カーブの多い道を走る

■ 今日の宿
バスを降りた場所は、道は狭いが行き交う人は多いように感じた。
パーイの町は狭いので、殆どの場所へは歩いていけそうだ。
宿も歩いて探すことにした。
向かったのは、ガイドブックに載っていたタヤイズというゲストハウスだ。
少し入りくんだ場所にあるのでわかり辛かったが、途中で人に聞きながら見つけることができた。
迷わなければ、バス停まで3分程度のものだろうか。
宿は通りから路地裏に入った場所にあるため静かそうだった。
空いている部屋があったので見せてもらう。
コテージ風の建物で、明るくて綺麗だったので一番高い400Bの部屋に決めた。
ファン、ホットシャワー、TV付きでバルコニーも付いていた。
夜は涼しいのでエアコンは必要ないのだそうである。
いつものことだが、宿が決まると一安心で、荷物を部屋に放り込むとホッと気が緩む。

バスの終着だったアヤサービスの事務所前 今日の宿、タヤイズゲストハウス

■ パーイの町
パーイのスペルは、“PAI”と書いてパイと読むかと思えば、みんなパーイと呼んでいた。
早速町の様子をみようと通りを歩いてみた。
通りは多くの観光客が行き来している。
欧米人も多いが、特に目立って多いのがタイの観光客だ。
なんでも、パーイは近年タイ人に人気の地で、若者を中心に多くのタイ人観光客が訪れているらしい。
通りには多くのレストランや商店が並んでいるが、殆ど全てが観光客を相手にしたものだ。
特に土産物を売る店が目立つ。
小さい町にもかかわらず、ゲストハウスの案内看板がやたらと多い。
この町が観光収入で成り立っていることが分かる。

両替所もあります
パーイは小さな町 土産物を売る店が目立つ
観光客が多い町だ メイン道路も広くはない
町中を一歩出るとのどかな風景になる 川に架かる竹の橋

■ 明日の予定を決めなければ
通りを歩けばトレッキングツアー等を扱うツアー会社があちこちで案内看板を掲げている。
2〜3件のツアー会社をまわって、一人でも参加できるトレッキングツアーを見つけた。
チェンマイではトレッキングができなかったので、明日はトレッキングを行うことにした。
町からトレッキングスタート地点まで車で送ってもらい、山の中をトレッキングする。
トレッキングを終えた後、帰りも車で迎えに来てくれるようだ。
それほどハードなものではないらしい。
料金は昼食付きで800Bだった。

■ 寺院までの散歩
ツアー会社でもらった町の地図を頼りに、町の散歩をしてみることにした。
町の周辺には滝や温泉もあるらしいが、歩いて行くには遠すぎるようだ。
しかも、町を一歩外へ出ると急な坂道になるので、自転車ではとてもじゃないが遠出はできない。
郊外まで行くにはレンタバイクが一般的のようだ。
歩いて行ける場所ということで、町から2km程行った山の中腹に建つ寺院へ行ってみることにした。
ここの寺院からの眺めが良いらしい。
町を1歩外へ出ると人通りもなくなり、急に寂しくなる。
寺院までの道は簡単で案内標識もあったのですぐにわかった。
道路から長い階段を登った先に寺院が見えている。
階段は苦手なので、ゆっくりと登ることになる。
寺院に着いて分かったのだが、階段以外に道路が付いていて、自動車やバイクで来ることができる場所だった。
階段を歩いて来ている人は見かけない。
お世辞にも絶景とは言えないが、寺院の境内からはパーイの町が一望できた。
町の周りには高級バンガローらしき建物が多く見られる。
この場所へ歩いて来る途中にも、なんとかリゾートといった名前のホテルが建っているのを見かけた。
なにも見るのもがないこのパーイの町がなぜここまで観光地化したのだろう? 不思議だ・・・

タイではじめて見たセルフのガススタンド リゾートホテルも建ちはじめている
山の中腹に建っていた寺院 寺院から眺めるパーイの町

■ 夜が楽しい町
といっても、夜遊びの方ではありませんよ。
町の中心の道路は夕方になると多くの露天が出る。
車の通行が禁止され、歩行者天国になるのです。但しバイクは通行禁止にならないみたいです。
露店の殆どは観光客向けのもので、土産物を売る店が多く見られます。
パーイの名前が入ったTシャツやグッズが多いことをみると、パーイとという町がブランド化されているようです。
さらに路上演奏等も加わり観光客でごった返します。
こんな小さな町でも夜になると通りが人で一杯になるのにはビックリです。

自分たちで作ったポーチなどを売っている
土産物を売る少数民族 これは、ドラ・・・・
路上演奏も始まる お洒落なカフェ車
似顔絵描きはナイトマーケットでよく見かける
土産を車にいっぱい付けて売っている 似顔絵描き

■ パーイからの絵葉書
パーイの町へ来たら、この町から友達等に絵はがきを出すのが流行っているようです。
流行っていると言っても、タイ人の間で流行っているのです。
私が真似をしても、「パーイって何処?」と言われるのがオチですので出しませんが、通りには絵葉書を売る店が多くあります。
この店先にはイスと机が置かれていて、ここで葉書を書くのです。
勿論切手も売ってあるので、切手を貼って店に設置してあるポストに入れるのです。
タイ人観光客(特に若い人)はこぞって、何枚もの葉書を書いています。
きっと、パーイへ来たことが自慢の一つになるのでしょう。

絵葉書を売る店も多い 店先で絵葉書を書いている観光客

【今日の主な出費】
項目 金額 
 ミニバス ピックアッップ付き(チェンマイ・ゲストハウス〜パーイ)  230B
 タヤイズゲストハウス  400B

BACK
INDEX
NEXT


Copyright (c) Johnny All rights reserved.
 

inserted by FC2 system