5月24日(木) 今日もやっぱりトレッキング
■ 部屋を変わる
今回の旅はカッパドキアをメインの観光場所と決めていたのだが、それ以外の場所へも行ってみたい。
この後の予定をどうするかをはっきりと決めかねていた。
この2日間この地を歩いてみて、本当にトレッキングが楽しかった。
まだ歩く場所はあるだろうということで、あと一泊延泊することにした。
これを決めた時には、ホテルは既に別の予約を受け付けていたようで、今夜の洞窟部屋は満室とのことだった。
そこで、洞窟部屋から一般部屋への変更を余儀なくされた。
といっても、同じホテルで、洞窟部屋と目と鼻の先の部屋である。
既に洞窟部屋にも泊まれたし、もうここで一般の部屋になっても一向にかまわない。
一般の部屋は天井も高いし、窓が大きい分部屋が明るいので、単純に泊まるだけなら一般の部屋の方が快適かもしれない。
しかも価格は、洞窟部屋より5ユーロ安い20ユーロだった。
昨日に続き、豪華な朝食をゆっくり食べてから部屋を移動した。
このホテルは『地球の歩き方』に載っているので、日本の観光客の利用も多いようだ。
今日も一人旅でこの地へ来ていた日本人女性(今回の旅ではひとり旅の日本人女性に多く出会った)とお話しながらの朝食だったので、ついつい長い朝食の時間となった。
先日泊まっていたホテルもそうだったが、聞いていると皆さん予約を入れてから来ているとのことだった。
どんなホテルでもよければ空いている所はあるだろうが、人気のホテルに泊まろうと思ったら予約しなきゃいけないだろう。
特に夏のオンシーズンは予約必須でしょう。
■ またまた今日もトレッキング
あと一日頑張って歩いてから、カッパドキアを後にしようと決めた。
しかし、この2日間でギョレメ周辺のメジャーな場所はほとんど歩いてみた。
地図とにらめっこして、今日歩く場所を考える。
今日歩こうと決めたのは、ゼミバレーと言う場所だ。
この渓谷の情報は一切ないのだが、ギョレメの町にも近かったので、ここを歩くことにした。
準備を整えて、10時半にホテルを出た。
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ホテルを出へギョレメ屋外博物館の方へ少し歩く |
右手にある高級ホテルを過ぎたところで右折して谷に入る |
■ ゼミバレー(Zemi Velley)
ギョレメの町から、ギョレメ屋外博物館の方に向かって少し歩き、高級ホテルを過ぎたあたりで右折する。
2日前には、北へと歩いたのだが、今日は南に向かって歩くことになる。
最初の30分位は、比較的しっかりとした道が続いていて歩きやすかった。
野鳥が多く生息しているようで、周りのいたるところで賑やかに囀っている。
あたりは緑が多く、あちこちで自生しているチェリーも見かけた。
しかし、行けども行けども、キノコ岩のような奇岩は見えない。
どうやら、この渓谷はキノコのような奇岩がある場所ではないのだろう。
道はしだいに細くなり、足場も少し悪くなってきた。
ステッキを持ってきていなかったので、足場の悪い丸太の上などを歩くため、適当な木の枝を杖にした。
1ヶ所だけ、岩場で足場が崩れていて、ロープが渡してあるところがあった。
ここだけは、このロープに捕まって岩場を登らなければいけなかった。
その後は、小川を渡って、倒れている木を乗り越えて・・・・と、
“いったいこの先にはどんな景色が待っているのだろう” という期待を抱き、とにかく歩いた。
しかし、12時半頃まで歩いたが、一向にその景色が変わる気配はなかった。
これ以上先へ行くと、帰るのがしんどくなってくる。
今日はさらに人と出会わない山の中なので、心細くもなってくる。
と言うことで、出した結論は引き返しである。
帰り道は、ただ来た道を歩くだけでは面白くないので、脇道があれば、その方向へしばらく歩き、また引き返す。
こんな道草を食いながら、やって来た方向へと戻った。
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歩き始めてしばらくは、平坦な道が続いた |
周りの景色 |
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何処までも何処までも道が続く |
何処へ行くのか分からないので、途中で道を引き返した |
■ キリスト教会
かなり戻ってきた場所に、教会があったので寄り道した。
坂道を歩いて行くと、少し見はらしの良い開けた場所があり、小さな教会が建っていた。
しかも、小さな教会なのに入場料を取っていた。
日本人の私にとって、こんな小さな教会はそれほど興味がない。
わざわざ入場料を払ってまでは見る必要もないと思ったので、「入らない」と言うと、
チケットを売っていたおじさんは、「何故入らないのだ?」と言ってくる。
しかし、「何故?」って言われても・・・・
その場から離れようとすると、おじさんはポケットから名刺を取り出して私にくれた。
何でも、ギョレメにあるおじさんの家族がやっているレストランらしい。
このおじさん、何なんだ?
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キリスト教会(エルナザール教会) |
教会近くにて |
■ キノコの奇岩が沢山
キリスト教会から少し町へ歩いたところから、山の方へと入る道を発見した。
その道が続く方向を見てみると、キノコの奇岩群が見えた。
今日これまで歩いた中では、キノコの形をした奇岩を見ていなかったので行ってみた。
トレッキングの最後に訪れた場所なのに、この場所がギョレメの町から一番近い所になる。
町から近いためか、観光客がチラホラと訪れていた。
そのため、村のおばさんたちが、自分たちで作った土産物を売る姿もあった。
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ゼミバレーでは見られなかったキノコ岩が沢山ある
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ここのキノコは、デカイ! 太い! 羨ましい! |
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■ 食べすぎ
毎日毎日食べる物が美味しいので、食べ過ぎの感がある。
朝食はホテルで腹いっぱい食べ、トレッキングしてお腹が減って昼食をモリモリ食べる。
夜は夜で 『夕食は何を食べようかな』 などとワクワクする始末。
「頑張って歩いて少しは体重を減らさないとあかんで〜」 と言っていた妻の言葉が頭をよぎる。
どうしよう! このままだと、いくら歩いても体重は増えるばかりだ!
しぶしぶだが、今日は昼食を抜いた。
従って、朝食と夕食の2回だけ。
しかも、今日もしっかりと歩いたので、少しは体重が減っただろうか?
しかし、昼食を抜いた反動のためか、夕食を多くオーダーしてしまい、お腹がパンパン!
これじゃ、昼食を抜いた意味が半減だね!
【参考金額】
項目 |
金額 |
ホテル (アナトリア・ケーブ・ホテル) 一般部屋 |
20ユーロ |