■ 旅行記をやめます
結論を先に書きますと、旅行記を書くのを一度中止することにしました。
これまで約10年間にわたりひとり旅をし、旅行記を書いてきました。
訪れる場所は私にとって初めての場合が多く、興味深い場所、印象深い場所、カルチャーショック等々何処へ行ってもワクワク・ドキドキの旅が多かったように感じます。
その旅も回数を重ねる度に、旅行の目的やその方法も最初のものとは変わってきました。
これまでにはない訪問先、これまでと違った旅行方法があってこそ、刺激のある楽しい旅行記に感じることが多いようです。
しかし、マンネリ化した行先や、まったりとした滞在方法の場合、旅行者にとっては良くても、旅行記としては本当につまらないものになってしまいます。
ところが、私の最近の旅は、自分にとって行きたい場所ばかりで、自分の好きなように滞在する旅になってきました。これから先、益々この傾向が強くなると感じています。
そんな旅の旅行記など、書いていても楽しくないし、読む人にもつまらないものになるのは目に見えています。
実際、この10月に約1ヶ月間ネパールに出かけたのですが、旅行記を書いた場合、内容と言えば本当に薄いものになってしまいます。（だからと言って、旅が面白くなかったという意味ではありませんヨ！）
そのせいか、帰国後に旅行記を書こうと思っても、その意欲が出て来ることがなく、ほったらかしの状態です。
これが、旅行記の作成を中止した要因です。
■ リタイヤメント
私事ですが、少し早いのですが今年に完全リタイヤをしました。 いわゆる、早期リタイヤというやつですネ。
リタイヤしたのは57歳の誕生日を迎える少し前でした。
私の場合自営業者でしたから特に定年等は有りませんので、仕事を続けようと思えば続けられました。
しかし、仕事の内容と言えば、私にとって遣り甲斐のあるものではなく、収入を得るための手段という位置づけでした。
自由な時間も多く作れたのですが、それでも仕事のことは常に頭の隅に置いておかないとダメでした。（当たり前ですが・・・）
旅行に出かけた時も、趣味を楽しんでいる時も、当然仕事のことを全て忘れて楽しむことができないのが、自分にとって歯がゆい思いでした。
そんな中、事業資産を丸ごと譲渡の話が出てきました。
もしここで仕事を辞めたらどうなるのだろう？
リタイヤはもう少し先の話だと考えていましたので、リタイヤに関しては考えさせられました。
以前に読んだ本に、次のようなことが書いてあったのを思い出し、読み返しました。
９０歳を超えた長寿のご老人に質問をされたそうです。
「９０年の人生を振り返って、唯一後悔していることはなんですか？」
このアンケートに対して９０％の人が、次のように答えたそうです。
「もっと冒険しておけばよかった」と。
９０歳を超えたお年寄りでも、このような後悔をしているのか！
私の場合、とても９０歳まで元気でいる自信がありません。
それなら、尚更後悔の無い人生を生きたい！
この言葉に後押しされ、自分のやりたいことを求めようと決めました。
そのためには、どうしても沢山の時間が欲しかったのです。
それも、年老いてからの時間ではなく、まだ体が自由に動く若い時の時間が欲しかったのです。
ありきたりの言葉ですが、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がマシ」との結論に達しました。
当然リタイヤを先延ばしにする方が経済的には有利なのですが、特に派手な生活を望まない私にとっては、今すぐリタイヤしても何とかなるだろうと判断した結果、リタイヤすることにしたのです。
今年はそのようなこともあり、バタバタしたので旅行に出かけたのは落ち着いた後の1回だけでした。
しかし、これまで長くても2週間程度の旅行期間でしたが、もう仕事による縛りはありませんでしたので１ヵ月間ゆっくりした旅ができました。
今年は１回だけだった海外旅行も、来年からは予算の許す限り出かけることができそうです。
実際、来年の１〜５月の間は、４回（延べ約９０日間）の旅行を計画し、既に３回分の旅行の航空券は手配済みです。
さらにその後には語学留学も計画中です。
どのようになるかは分かりませんが、仕事のことを全く気にすることなく取り組めるのは私にとって何よりです。
私の旅行記は、ブログ形式をとっていないし、積極的に売り込みもしていませんでしたので、訪れる人は本当に限られていました。
しかし、毎回旅行記を読んでいただける方もいらっしゃり、そんな方からメールをいただけると嬉しかったです。
本当に突然気まま勝手に中止することになりまして申し訳ございません。
こんな気ままな私ですから、また気ままに再開するかも知れません。
その時は笑ってやってください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
Johnny
