旅の初めに
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旅の初めに

■ 旅のきっかけ
今年の5月にベトナムのサパやバックハーの少数民族が暮らす村を訪れた。
少数民族に興味を持ったのでネットで調べていると、中国の雲南省にも多くの少数民族が暮らしていることが分かった。
サパや、バックハーに住む多くの少数民族も元々は中国から移り住んでいることからも理解できる。
雲南省は標高が高く、棚田も多く見られるようだ。
特に雲南省南部に位置する元陽には、綺麗な棚田が見られ、多くの少数民族が暮らしているらしい。
『ベトナムの少数民族とどう違うんだろう』『もう一度少数民族の暮らす村を訪れたいな〜』 という思いが膨らんだ。
まだこの時点では具体的な計画はなく、ただぼんやりと考えているだけだった。

■ 旅を確信付けたもの
夏にクレジットカードで少し大きな買い物をした。このカードは金額に応じて、マイルが貯まる。
それがきっかけで、マイルポイントがどのくらい貯まっているのかみてみた。
すると、予想以上に多くのマイルがあり、アジア圏内なら余裕で出かけられることが分かった。
せっかく貯まったマイルポイント、これを使わない手はない!
実はこれまでマイルポイントを航空券に換えたことは一度もない。
以前はタイミングが合わなく、有効期限が切れる時は、やむなく商品券に換えていた。
今なら、このマイルポイントで出かけることができる。
それが分かって、急に今回の旅を具体化することになってしまった。
今回の旅で利用するのは、“関西空港〜上海経由〜昆明”の往復航空券。
必要なマイルは、JALマイレージ35
000マイル。
この区間はJALのフライトスケジュールに載っているが、機材は中国東方航空のものである。
いわゆる、コードシェア便というヤツだ。
JAL自前の機材ではないので、必要マイル数もたくさんになるらしい。
早速、航空会社に確認し予約を入れる。

■ 最終的に
9月25日出発、10月7日帰国の便で手配した。
往復とも上海で乗り継ぐルートだ。
昆明の宿の事情が分からないので、到着日の宿だけはネットで予約しておいた。
しかし、雲南省と一口に言っても広い!
雲南省の面積は、日本の面積と同じ広さなのだ。
雲南省の省都である昆明は都会なので問題ないようだが、今回訪問予定の元陽は勝手が違うようだ。
昆明から元陽までの交通手段はバスのみ。
元陽周辺の交通もバスや、ミニバンになりそうだ。
しっかり情報を仕入れれて行かないと、行ったは良いが、何処にも出歩けないのは嫌だ!
ガイドブックを見ても、元陽の情報は皆無に近い状態だった。
でも安心、ネットで調べれば結構な情報が得られる。 全く便利な世の中になったものだ。

■ 中国語は話せないアルヨ
私の喋れる中国語は、「ニイハオ」「シェシェ」それと、「イー、アール、サン・・・」
もうお分かりだろう。
そう、全く中国語が話せないのである。
中国(特に今回訪れる場所)では、英語が全くと言っていいほど通じないようだ。
言葉では全く盲目の私が、一人で中国の山間部を旅することができるのだろうか・・・?
今年の5月に少し立ち寄った中国では・・・
  トイレを借りるのにおしっこをするジェスチャーをするという、みっともないことをしてしまった。
中国滞在中にこんなみっともないことばかりしていたら、繊細な私の心臓が止まってしまうかもしれない。
こんなことが理由で、旅の途中で死ぬわけにはいかない。
そこで登場するのが、“旅の指差し会話帳・中国版”だ。
これは、本に挿絵と共に言葉が日本語と中国語で書いてあり、その挿絵を指差して相手に理解してもらうものだ。
意外とよく出来ている。
今回の旅では、ほとんどの移動がバスになりそうだ。
はたして、この本だけで、“どんだけぇ〜”の旅ができるのだろうか・・・
大きな不安と期待を抱き、いざ中国へ・・・しゅぱ〜つ。

旅の指差し会話帳:1300円、これだけで本当に大丈夫?


■ これって、クジ運がいいの?
バハマクルーズ4泊5日(1組2名)が当選しました』というメールが届いた。
なんでも、フロリダのマイアミを出港し、マサウ、ココカイ、キーウエスト等を4泊5日でまわる豪華客船の旅らしい。
「やったぞ !!」 
私は、これまで宝くじにも、商店街のくじ引きにも当たった事がない。くじ運には完全に見放された人間なのだ。
ワクワクしながら、内容をみていくと、なにやら条件が書いてあった。
それは、マイアミまでの渡航費とそれに関連する宿泊費は個人負担ということだった。
それ以外に、ポートチャージ料、サーチャージ料、TAXが必要になるらしい。
これらの費用を見積もると、2名分で結構な金額になる。
本当に自分がしたい旅ならまだ良いが、特に客船クルーズの旅に魅力を感じない。
背伸びをして、クルーズの旅をしても楽しめないのに決まっている。

やはり、私には東南アジアへの安旅が肌に合っているようだ。
という訳で、この当選は辞退させていただくことにした。
どうせなら、もっと安い商品でもよいので、自由度の高いものが良いんだけどなあ〜!
せっかく巡ってきたくじ運も、結局ここでおしまいになってしまった。


 
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