旅の初めに
NEXT

旅の初めに

■ 昨年に引き続きヒマラヤ・トレッキング
まず渡航先と、旅行の時期です。
今回の渡航先はネパール。 目的はヒマラヤ・トレッキングです。
去年の9月にヒマラヤ・トレッキングをしてみて、これまで度々行った簡単な日帰りのトレッキングにはない面白さを体験し、すっかりヒマラヤ・トレッキングにハマってしまいました。
しかし、去年行った9月は、まだ雨季の終わりであり、雨の日が多く、『少し時期を間違えたかな』という感じでした。
ヒマラヤ・トレッキングに適した時期は、乾季にあたる10月から5月ということなのですが、12月から3月初旬は寒さが厳しいようです。
したがって、トレッキングの最適シーズンは、10〜11月と、4〜5月になるでしょう。
特に空気の澄んでいる10〜11月がトレッキングに人気のある時期のようです。
そこで、私もこの時期にあたる10月にトレッキングをすることにしました。

一般的に海外へ出かける場合、まず最初に必要なのは航空チケットです。
旅行に掛ける費用の中でウエイトが高いのも、この航空チケットになります。
私はこれまで、旅を計画する場合、チケットは2〜3ヶ月前に手配する場合がほとんどでした。
しかし、チケットを手配する段になって、思っていた通りのものを買うことができず、少々高い出費になってしまう場合も多々ありました。
こんな時は、『もう少し早くチケットを買っておけばよかった』と後悔していました。
特に超が付くほどの格安のチケットになると、早い者勝ちという感じで売り切れてしまう場合が殆どのようです。

そこで、今回は思い切って早い時期にチケットを購入しました。
多くの航空会社は6ヶ月前から航空券を売り出すようです。
これまで2回訪れたネパールのカトマンドゥへは、香港経由のキャセイ航空と、バンコク経由のタイ国際航空を利用しました。
しかし、燃油サーチャージ料金等の値上げにより、これまで同様の航空会社だと10万円以内で航空券を買うことが難しくなってきました。
そこで、今回は超格安で売り出していた、中国東方航空を利用することにしました。
なんと、チケット代金は2万円程度なのです。
燃油サーチャージや諸税を足しても4万5千円弱と、超安価格です。
しかし、飛行経路は、関西空港〜上海経由〜昆明経由〜カトマンドゥになり、2回の乗り継ぎが必要になります。
しかも、往路・復路共、同日に乗り継ぐことができず、昆明で1泊しなければいけません。
でも、値段の魅力には勝てませんでした。
昆明での宿泊を考えても、他の航空券に比べれば約半分の値段なのですから。

中国東方航空はLCCではありませんので、機内食等のサービスもありますし、預け荷物も追加の料金が発生しません。
特に今回はトレッキング用品も多く、預け荷物の重量は20kgを超えてしまいますから・・・
中国東方航空の昆明までの便は、JALがコードシェア便として運行していますので、変?な会社ではないと思います。
以前、関空から昆明までもこの便を利用したことを覚えています。
上記のチケット料金は最安値ではなく、大手旅行会社であるHISで手配してもらった場合の料金です。(さらに安い旅行会社もありました)
昆明で往復とも一泊しなければいけないのですが、それでも安いですね。
浮いた費用を他にまわせると考えたら、ここでのロス日数は許すことにしましょう。
ということで、無事航空券の手配が終わりました。

今回のトレッキングの場所ですが、アンナプルナ方面に決めました。
前回はカトマンドゥを基点にしてランタン・ヒマールをトレッキングしましたが、今回はもう少し西にあたるポカラを基点にしたコースです。
ネパールで最も有名なトレッキングルートは、「エベレスト山群」と「アンナプルナ山群」になります。
その次に「ランタン・ヒマール」と続くようです。
前回行ったランタンエリアはトレッキング者が少なく、道が分からなくなっても聞く人もいない程でした。
それに比べ、今回予定しているアンナプルナ山群は、道路もしっかりしていて、行き交う人も多そうです。

ここで、トレッキングの日程を検討している時、重大なことに気付きました。
私の旅行期間と、ネパール最大の祭りであるダサイン大際の期間が完全にバッティングしているのです。
カトマンドゥへ到着日がダサイン大祭の初日であり、2週間に渡るダサイン際が今回ネパールに滞在する間に全て含まれているのです。
ダサイン大祭というのは、毎年祭りの時期が変わるのですが、去年の祭りの時期がもう少し早かったため、ここまでバッティングするとは思っていなかったのです。
ネパール最大の祭りであるダサイン際の間もしくは、その前後はネパールの国民の里帰りもあるため、交通移動が混雑するのは目に見えています。
しかし、既に航空チケットを買ってしまったので、今からあれこれ考えても仕方がありません。
どうにかして今回の旅を完結しなければいけません。

前回のトレッキングでは、カトマンドゥにある旅行会社にお願いして、ガイドとポーターを付けてもらいました。
宿泊を伴う長期トレッキングが初めてだったので、不安要素が多かったためです。
しかし、今回も前回同様の旅行会社にお任せするとなると、その金額は1,000US$を超えそうです。
そこで、前回のトレッキングで少しは要領も分かってきたのと、コース的にトレッキング者も多く、不安な部分が少ないので、今回はもう少しコストを落とした方法にしようと思います。
まず、ガイドとポーターの2人を雇うのではなく、ガイド兼ポーターを雇って人件費を減らす方法で考えています。
それと、トレッキングルートは臨機応変に考え、現地旅行会社(ポカラ)で相談、手配しようと思っています。
これで、上手くいけばその費用をかなり抑えられるような気がしています。
オンシーズンということもあったので、カトマンドゥ到着の翌日のポカラまでの飛行機のチケットだけは、事前に手配しておくことにしました。

■ コロコロと変わるフライト・スケジュール
チケットを予約して1ヶ月程して、旅行会社からメールが届きました。
なんでも、飛行機の出発時間に若干の変更が出たようです。
知らされた時間を見て、行動には影響の無い範囲だったので、この時はそのまま流しました。
さらに、出発の1ヶ月程前になって、旅行会社から電話がかかって来ました。
今度は、フライトに大幅な時間の変更があったようです。
カトマンドゥ出発の時間が約4時間遅くなるとのことでした。
これらの変更は、今回はこちらにとっては良い方向へと変更になったので良かったのですが、なんでこんなにコロコロと変更になるのだろう?
このあたりが中国の航空会社らしいところでしょうか・・・?

■ トレッキングの準備
私の家の近くには高い山がないので、普段の山歩きと言えば簡単なものになってしまいます。
一番近い山としては金剛山があるのですが、ここ金剛山は何回か登って来ました。
また、夏には富士山へも登って来ました。
そのようなこともあり、トレッキング用品は、必要に応じて少しずつではありますが買い足しました。
私のようなトレッキング初心者にとって、トレッキング用品は非日常用品です。
簡単なトレッキングでも構わないので、なるべく事前に使用して、少しでもその使い勝手等を知っておくことは大事なことでしょう。
富士山に登った時は、一時的な集中豪雨にみまわれて散々な目にあいました。
しかし、この経験は、豪雨にあった場合の大切な経験値になったと思っています。
このように、様々な天気や条件の下で経験を積むことは、今後のトレッキングの役に立つと考えています。

さて、今回もトレッキングが楽しめますでしょうか・・・


  INDEX
NEXT

 
Copyright (c) Johnny All rights reserved.

inserted by FC2 system