１０月１５日（月）　今日の移動は昆明まで

■ 今日の予定
今回の旅は、ネパールでヒマラヤ・トレッキングを楽しむことです。
荷物は、いつもの旅とは違って、トレッキング用品が中心です。
当然荷物の量は多くなってしまいました。
出発時の荷物は、いつもより大きい４５リットルのキャリーバックに加え、４０リットルのダッフルバック。
それに、背中に３２リットルのバックパックを背負っています。
トレッキングシューズは重いので、荷物として持つのではなく、出発時から履いています。
周りの人とは、ちょっぴり違った出で立ちで、少し変な感じです。

さて、今日の移動ですが、超格安の航空チケットを買ったので、途中の昆明で一泊することになります。
関空から上海で乗り継ぎ、昆明までの移動です。
昆明には日付が変わった時間に到着する予定ですので、空港からホテルへ直行し、寝るだけとなります。

■ まずは関空から上海まで
中国東方航空ＭＵ７４８便の上海経由の昆明行きは、数年前に昆明の旅をする時に利用した便と同じである。
チェックインの際に、『上海空港で一旦飛行機を降りて、中国の入国手続きを行ってください』と指示を受ける。
以前利用した際も同じだったことが思い出されてきた。
昆明は以前に２回ほど行った場所なので、特に何も考えずの移動だった。　少なくともこの時は・・・
少しややこしいのだが、ＭＵ７４８便は、同じ便名にもかかわらず、大阪から上海までは国際線で、上海から昆明間は中国国内線の扱いになっているようだ。
したがって、上海で乗り継いで昆明まで向かう人は、一旦、上海で中国入国手続きを済ませてから昆明へ向かう必要があるのだ。
実際には・・・
まず、上海の空港で手荷物を持って飛行機を降りた後、バスでターミナルの建物に移動する。
建物の入り口に昆明乗り継ぎの人が集められ、乗り継ぎ用のチケットが手渡される。
その後、係員に誘導され、イミグレーションへ行って入国手続きをする。
さらに、係員に付いて行き、手荷物のセキュリティーチェックを経て搭乗ゲートのあるフロアへと案内される。
預け荷物のピックアップは昆明なので、ここでは考える必要がない。
ここから先は、各自搭乗ゲートまで移動して、次の出発を待てば良いわけである。
上海から昆明までの飛行機は、大阪から乗ってきた同じ飛行機で、同じ座席に座ることになる。

■ 昆明まで
以前の乗り継ぎ時、上海での乗り継ぎ時間は短いという記憶があった。
しかし、それ以降フライトスケジュールが変更されていたようで、無駄に長い乗り継ぎの時間を、この空港で過ごすことになった。
私と同じように、上海で乗り継いで昆明まで向かう日本人が数名いた。
時間もあることだし、情報収集も兼ねてその人たちと、お話することになった。
その中の１人が、昆明までのフライトはちょくちょく利用される方で、今回も仕事での移動のようだった。

お話している中で、「昆明の空港が新しくなった」ということをお聞きした。
私にとっては、初耳である。　これはもう少し、詳しく聞く必要がある。
以前の空港は市街地から近い場所にあった。
（そうそう、空港から市街地が近いと思っていたので、空港への移動も簡単と思っていたのですから）
しかし、将来の拡張性や離発着の際の事故の危険性もあり、市街地から２５Ｋｍ離れた場所に移転したとのことだ。
今年の６月から、昆明長水国際空港としてオープンし、旧空港は閉鎖されたとのことだった。
（え〜、そんなの聞いてな〜い）
その人は、何も知らない私に対し、「今日は昆明で何処に泊まるんですか？」　と聞いてこられた。
私は、「ホテルはネットで予約しました。　空港からすぐ近くのホテルなんですけど」　と答えた。
その後、彼は私にガッカリさせる一言を　・・・・・
それは、「その “空港” の近くとは、きっと “旧空港” のことですよ。　だって、新空港の周りにはまだホテルが建っていませんから・・・」
（またまた、ショックです）
なんでも、新空港から、市街地まではタクシーで１００元近くかかるとのことです。
これが、本日一番の私の誤算でした。

上海到着から、約３時間後に昆明行きの便が出発なので、かなり長く待たされることになる。
搭乗ゲートでは、関空で渡された搭乗チケットに加え、上海到着時に渡された乗り継ぎ用のチケットが必要になる。
大阪から上海の便も、上海から昆明行きの便もほぼ満席の状態だった。
以前は毎日飛んでいたこの路線の便だが、現在は飛ばない日もあるらしい。
そのときのタイミングによって、込み方が激しいときがあるようだ。

■ 昆明到着
昆明の長水国際空港に到着したのが、深夜の日付が変わった０時３０分頃である。
既に上海で入国手続きを済ませてあるので、この空港では預け荷物を持って空港を出れば良いはずなのだが・・・
実際には、飛行機を降りて、再度係員によって大阪から上海で乗り継いだ人が集められた。
人間は国内線扱いなのだが、預け荷物が国際線扱いになっているようで、我々の荷物は国際線の荷物ピックアップが必要らしい。
係員に誘導され、静まり返った国際線のピックアップ場所へ移動して、荷物が出てくるのを待つ。
これが、いくら待っても、出てこないのだ。
結局ここで、３０分位の時間がかかった。
荷物を持って、出口へと向かう。

■ ホテルへ
今日昆明で泊まるホテルは、昆明皇廷飯店というホテルである。
深夜に到着し、早朝に発つので、トランジットホテルとしての利用で、深夜到着になるので、ネットで予約をしておいた。
が、しかしである・・・
先述の通り、空港の直ぐ近くのホテルだと思って予約した場所は、旧空港の近くだと分かった。
それが分かったからと言って、他の良い宿泊手段が考え付かない。
現時点で、深夜の１時を回っているし、この空港近くにもホテルが無いからだ。
ここは、少し遠くても予約しておいたホテルまで行くしか方法はないようだ。

ということで、タクシーに乗ってホテルを目指す。
タクシードライバーは、行き先のホテルを知っているようで、「分かった！分かった！」 と言って空港を出た。
車は空港から高速道路へとつながる綺麗な道路を走り、高速道へと入る。
さすがに深夜の１時を回ると道も空いていて、スイスイで市街地までやって来た。
そして、空港を出て３０分程で、目的のホテルである昆明皇廷飯店に到着した。
しかし、このホテルの回りには何も無く、大きな道路からも離れていて、すごく辺鄙な場所だと感じた。

早速、ホテルへのチェックインを済ませる。
宿泊料は１４０元なのに、デポジットと合わせて３００元も要求してきたのには驚いた。

■ 明日の朝の移動は？
今日は寝るだけなのだが、問題は明日の朝の空港までの移動である。
フロントで、「明日の朝７時半に空港に着くようにしたいのだけど」 と言うと・・・
フロントの女性は、ややこしい行き方を言いだした。
　　「ここから大通りに出て、旧空港行きのバスに乗って、そこで乗り換えて　・・・・・」
いやいや、そんなの無理だ！　少し迷えば、飛行機の時間に間に合わなくなってしまう！
そこで、「タクシーで行きます。タクシーは何処で乗れば良いですか？」　と聞いた。
すると、「こんな場所でタクシーは拾えませんよ。　少し歩くとしても朝早いので無理です！」　と言われた。
「それなら、タクシーを呼んでおいてくれ！」　と言うと、なんと、「料金は２００元です」　と、平気な顔をして言ってきた。
くっそ〜、足元見やがって！！
とは言っても自力で行く自信もなく、渋々だがそれでお願いするしか仕方がなかった。
トランジットだけで、思わぬ出費となってしまった。

【旅程】

関西空港　−（中国東方航空・MU748）−　上海浦東空港(乗り継ぎ)　−　昆明長水国際空港　−　(タクシー)　−　ホテル  16:50発　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　18：10着　　　21：05発　　　　　00:25+1着

【参考金額】

項目	金額
タクシー代　（昆明長水国際空港〜ホテル）	105 元
ホテル代　昆明皇廷飯店（ネット・中国ホテルサイトで空港近くのホテルで予約したら旧空港近くだった）	140 元