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旅を終えて

旅を終えて

■ どうだったかな?
1年前に体験した宿泊を伴った長期のトレッキングは、私に山歩きの楽しさを教えてくれました。
そのトレッキングから帰った後、『次はどのルートを歩こうかな?』 と次への夢を膨らませていました。
それから約1年、今回のアンナプルナ・トレッキングが実現したわけです。
前回のトレッキングでは、ガイドの仕事とは?、ポーターの仕事とは?、ロッジ泊とはどのようなものか?、またその食事は? 等々分からないことばかりでした。
それが、それまでは分からなかった様々な疑問も解決され、山歩きのコツも少しは分かったように思います。
自分で重い荷物を担いで歩くより、年齢や体力を考え、荷物はポーターに任せて、単純にトレッキングを楽しむ方が、私には合っていることも知りました。

今回のトレッキングを計画した時は、始めから自分で荷物を担いで歩くことは考えていません。
しかし、一人だけのトレッキングで、ポーターとガイドの2人をお願いするのはオーバーですし、なにより金銭的にも勿体ないのです。
ですから、今回はポーター兼ガイド1人をお願いして歩こうと考えていました。
それと、トレッキングの取り扱い会社への申し込みは、予め日本から行えば、かなり束縛されたものになってしまいます。
トレッキング出発日、日程、ルート、金額等が決まったものになり、少しつまらなさそうでした。
そこで今回は、それらの予定を全く決めずに現地へ向かいました。
そのことによって、トレッキングの日程が前後することや、トレッキング期間が変わってしまうことは、ある程度覚悟していました。

しかし、実際には思っていたよりずっと簡単なものでした。
実際、ポカラへ到着後にトレッキングルートを相談し、翌日から問題なくトレッキングが始められたのです。
ロッジ泊と言っても、ロッジに予約を入れて行くわけではありません。
最悪満室で泊まれないこともありますが、それより臨機応変にルートを決めることができる方が自由度があって面白いです。
そのため、私が出発前に考えたトレッキングルートと実際に行ったルートを比較してみても、全く違ったものになってしまいました。
毎日地図を広げて『この道を歩けばどうなの?』 とかを、ガイドと相談しながら翌日のルートを決めるのも楽しかったです。

ダサイン期間中のネパール訪問、またトレッキングということで、当初は心配もしていました。
しかし、現地で感じたイメージでは、ダサイン期間中であっても、旅行者の行動に影響が出ることは少ないように感じました。
ダサインの中のメインの大祭にあたる、フルパティーからダサミーの期間の4日間だけは注意する必要があるかも知れませんが、その他の日は、他の日と変わらないような印象を受けました。
上記の注意というのは、役所が休みだったり、ガイドやポーターが見つからないという意味です。
まあ、今回ダサイン期間中を殆ど山の中で過ごしたのですから、そのあたりを感じられなかったのかも知れませんけどネ。

トレッキングを快適にする大きな要因として、防寒対策はトップに挙げられると思います。
昼間はそこそこの気温ですが、夕方から夜になると急激に気温が下がります。
また、高山では氷が張る程気温が下がり、防寒対策なしでは、地獄と同じようなものです。
特に、夜如何に快適に眠れるかがキーになると思っています。
前回のトレッキングでも寒さ対策の大事さを実感し、シュラフ(寝袋)を前回のものより暖かいものに変えました。
荷物の嵩は増えましたが、これは正解でした。
お蔭で、毎夜快適に眠ることが出来たのです。

前回のトレッキングでは雨季の終わりで、雨の日が多かったのですが、今回は乾季に入り雨も降らず、レインウェアは着ることがありませんでした。
歩く道のコンディションも前回とは全く違ったものになりました。
そのため、前回はヒル対策をする必要があったのですが、今回は全くその必要がありませんでした。
防水対策や、着替えの持ち方にも差が出てきます。
雨季のトレッキングと乾季のトレッキングでは、こんなにも違うものなんだと知らされました。

今回行ったトレッキングの時期ですが、毎日天気の良い日が続きますが、その中でも雲の多い日や少ない日と、ばらつきはありました。
朝は比較的というか、雲が一つもない快晴の日が多いです。
それから徐々に高山に雲がかかり出し、昼過ぎにはヒマラヤの山々が雲に覆われてしまう日が多かったです。
その雲も、夕方から夜にかけて晴れていき、夜には雲ひとつない星空になる感じです。
朝起きて、一番に外へ出て眺めるヒマラヤの山々は朝の楽しみの一つになります。

行く季節も違えば、その歩き方も変わってきます。
まだ少ない体験ですが、それらの経験を元に次回への準備ができれば良いと思っています。

■ 旅の日程表

今回のトレッキングルート

日付
移動または行動
宿泊ホテル
10月15日 関西空港 ⇒(中国東方航空)⇒ 上海乗り継ぎ ⇒(中国東方航空)⇒ 昆明
昆明皇廷飯店
10月16日 昆明 ⇒(中国東方航空)⇒ カトマンドゥ FUJI HOTEL
10月17日 カトマンドゥ ⇒ (Yeti Air) ⇒ ポカラ  HOTEL SAKURA
10月18日 トレッキング1日目: ポカラ ⇒(バス)⇒ ルムレ 〜 トルカ  ロッジ泊: HIRA LODGE
10月19日 トレッキング2日目: トルカ 〜 ジヌーダンダ ロッジ泊: JHINU GUEST HOUSE
10月20日 トレッキング3日目: ジヌーダンダ 〜 バンブー ロッジ泊: TREKKING GUEST HOUSE
10月21日 トレッキング4日目: バンブー 〜 デウラリ ロッジ泊: SHANGRILA GUEST HOUSE
10月22日 トレッキング5日目: デウラリ 〜 アンナプルナB.C. ロッジ泊: ANNAPURNA GUEST HOUSE
10月23日 トレッキング6日目: アンナプルナB.C. 〜 バンブー ロッジ泊: TREKKING GUEST HOUSE
10月24日 トレッキング7日目: バンブー 〜 ジヌーダンダ ロッジ泊: JHINU GUEST HOUSE
10月25日 トレッキング8日目: ジヌーダンダ 〜 ガンドゥルク ロッジ泊: PEACEFUL LODGE
10月26日 トレッキング9日目: ガンドゥルク 〜 ポタナ ロッジ泊: FISH TAIL GUEST HOUSE
10月37日 トレッキング10日目: ポタナ 〜 フェディ ⇒(バス)⇒ ポカラ HOTEL SAKURA
10月28日 ポカラ : パラグライディング HOTEL SAKURA
10月29日 ポカラ ⇒ (Guna Air) ⇒ カトマンドゥ HOTEL PEAK POINT
10月30日 カトマンドゥ ⇒ (中国東方航空) ⇒ 昆明 昆明鉄路大夏
10月31日 昆明 ⇒(中国東方航空)⇒ 上海乗り継ぎ ⇒(中国東方航空)⇒ 関西空港  

■ 旅の費用
最後に、今回の旅行の費用をまとめました。
下記とは別に各日程の旅行記の最後に交通費等の個別費用をまとめています。
10日間のトレッキングに加え、パラグライディングまで楽しんで、15万円以内で収まったのは、なんと言ってもカトマンドゥまでの航空券が安かったからでしょう。

日付 宿泊 交通費 食費 観光 その他 合計(円)
10月15日 1,792 1,344 0 0 0 3,136
10月16日 1,520 2,560 760 750 500 6,090
10月17日 1,170 8,550 885 0 300 10,905
10月18日 0 0 0 0 0 0
10月19日 0 0 0 0 105 105
10月20日 0 0 0 0 115 115
10月21日 0 0 0 0 250 250
10月22日 0 0 0 0 110 110
10月23日 0 0 0 0 150 150
10月24日 0 0 0 0 150 150
10月25日 0 0 0 0 120 120
10月26日 0 0 0 0 150 150
10月27日 1,170 0 790 0 3,570 5,530
10月28日 1,170 0 960 7,000 0 9,130
10月29日 1,530 6,950 795 0 200 9,475
10月30日 2,022 620 300 0 30 2,972
10月31日 0 1,536 192 0 0 1,728
合計 10,374 21,560 4,682 7,750 5,750 50,116
 
航空券(関西空港〜カトマンドゥ・往復)【中国東方航空 上海と昆明で乗り継ぎ】 21,000
  航空保険料・燃油サーチャージ他諸料金
23,570
ネパールビザ(空港にて取得、15日間)  2,000
トレッキング費用(TIMS取得及び入域料、ポーターガイド代、ロッジ代、食事代、交通費の全金額)  48,000
  
総合計
\144,686
  1. 紅茶やジュース等の嗜好品やミネラルウォーター等も食費に含んでいます。
  2. その他の費用には土産の費用は含まれていません。
  3. 上記費用には自宅から空港までの日本国内の交通費は含まれていません。
  4. 1US$=80円、1Rs=1円、1元=12.8円で計算しています。

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