１０月３１日（水）　昆明からは帰るのみ

■ 今日の予定
今日は昆明を朝一番の飛行機で出発して、帰国する予定です。
往路、復路ともに昆明では乗り継ぎで立ち寄っただけとなってしまいました。
私は昆明が初めての場所ではないので、特に今回はこれ以上昆明で滞在しようとは思っていません。
いつもなら、『半日位は出歩いたり、食事したりする時間があっても良かったのに・・』　と思ってしまうのですが、
今回の訪問時は、日中関係がきなくさい状態なので、宿泊だけで正解だったかも知れません。

■ 朝から気分を害した
寝過ごしてはいけないので、５時にモーニングコールをお願いしていたのだが、モーニングコールの電話がかかってきたときは既に目覚めていた。
特に荷物は解いていないので、簡単な準備を済ませれば出発できる。
５時半前にチェックアウトのためフロントへ降りた。
しかし、フロントには従業員の姿は無かった。
フロントに響くように大きな声で、「Good　morning」　と声を掛けるのだが、なんの返事もない。
何回か同じように声を掛けて、様子をみてみるのだが、フロントは静まりかえっていた。
清算をする必要がないのなら、そのままホテルを後にすれば良いのだが、チェックインをしたとき支払ったデポジットを返してもらう必要がある。
『これは弱った！』　と、ロビーの中をウロウロしていると、やっと従業員が寝起きのような不機嫌な顔で姿を現した。
従業員の女性は、私の顔を見て、挨拶一つせずに手を出した。
『レシートをよこせ』　ということのようだ。
おいおい！　普通、『お待たせしました』　とか　『おはようございます』　の挨拶くらいするだろう！
そうして、何も言わずに清算のデポジットのお金をポンとカウンターに置いたのだ。
まったく、昨日の受付の女性と言い、今日の女性と言い、人を不機嫌にさせることばかり・・・・

■ 空港へ
ホテルを出て、目の前の道路まで行くと、タクシーがいた。
手で合図すると、ホテルの前の道では乗り込むことが出来ないようで、先へ行った昆明駅前にある駐車スペースまで歩かされた。
タクシーの運転手は丸々した体格の、気の良さそうなおばさんだった。
早速荷物をトランクに詰め込んで、車に乗り込む。
おばさんは、中国語で、「何処まで？」と言ってきた。　<== 雰囲気です。
私は、「エアポート」　と行き先を言う。
しかし、この　“エアポート”　が分かってもらえないのだ！
まさかと思い、２〜３度言ってみたが分かってもらえない。
ポケットを探ると、昨日エアポートリムジンバスを利用したときもらったタグがあった。
このタグに、飛行機の絵が描かれていた。
この絵を指差して、「ここ、ここ」　と伝える。
叔母さんも理解してくれたようだ。
但しメータではなく、１２０元と言われた。
まあ仕方がない。　それで了解して行ってもらう。
早朝の道路は空いていて、空港へは３０分程での到着となった。

■ チェックイン
昆明の空港へ到着し、チェックインを行う。
前回、旧空港で同じ便のチェックインをするとき、国際便のチェックインカウンターへ行くものと思っていたら、国内線でチェックイン手続きをすることとなった。
中国出国の手続きを、ここ昆明ではなく上海空港で行なうからのようだ。
そんな記憶があったので、国内線のチェックインカウンターへ向かう。
そうして、航空会社のスタッフに、Ｅチケットを見せて、「これは何処でチェクインをするのですか？」　と聞いた。
すると、一般国内線チェックインカウンターではなく、その裏にあったカウンターへと案内された。
列に並び、いざチェックインをしようとＥチケットを出すと、「上海までですね」と言われた。
「いいえ、大阪までです」　と答えると、ここからは中国語で説明され、意味が分からない。
困っていると、「ちょっと待って！」とのことで、責任者の人を呼んできた。
なにやら、チェックインカウンターが違うらしい。
実際には、国際線のチェックインカウンターの中にある、大阪便と書いたチェックインカウンターでの手続きが必要だった。
責任者の人にその場所まで案内してもらい、無事チェックインが済んだ。
国際線でのチェックインだったが、搭乗は国内線ゲートへ行くことになる。
ああ、ややっこしい！

■ 上海で乗り継ぎ
上海に到着し、一旦飛行機を降りて到着ゲートへと向かう。
ここで、大阪行きの人が集められる。
大阪行きの人が集まった時点で、係員にイミグレーションへと案内される。
そうして、出国手続きを済ませた後、手荷物検査を経てやっと搭乗ゲートに到着した。
上海での乗り継ぎ時間は２時間あったのだが、昆明出発が１時間以上遅れていたようで、直ぐに次の便へ搭乗できた。
『１時間以上遅れていたようで』　というのは、私が便に乗り込んだ後、直ぐに眠ってしまったので、そのあたりの事情が分からないのだ。

■ 無事帰国
昆明を出発して上海で乗り継いで、無事夕方に関空に到着した。
しかし、関西空港の預け荷物受け取り時間までのスピードには驚かされる。
飛行機を降り、シャトルで移動し、検疫、入国審査と列に並ばずにスムーズに進んで手荷物受け取りのレーンへと行く。
すると、到着したと同時にレーンが動き出して、荷物が流れ出した。
その中でも早い時点で私の荷物が現れ、超高速ゲットである。
飛行機が到着してから１５分でバス乗り場まで行けたのは、これまでで最短だった。
他の空港もこんなに早ければ良いのになあ！

【旅程】

ホテル　−（タクシー）−　昆明長水空港　−（中国東方航空・MU747）−　上海浦東空港(乗り継ぎ)　−　関西空港  5:20出発　　　　　　　　　　　　　　7：40発　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10：00着　　　　12：35発　　　　15：40着

【参考金額】

項目	金額
タクシー代　（昆明鉄道駅　〜　昆明長水空港）	120元