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8日目
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5月26日(木) セルチュクの町へ

■ 今日の予定
さて、今回の旅もいよいよ後半にさしかかった。
今日はパムッカレ村を後にして、セルチュクの街へ向かうことにしている。
セルチュクへ行くにはデニズリでバスを乗り継ぐ必要があると思っていたのだが、セルチュクまでの直通のバスが運行していた。
バスのチケットは昨日買っておいた。
バスの出発時間は9時15分なので、朝はゆっくりとでき、しっかりと朝食を食べることができる。

■ セルチュクまで
9時少し前にホテルをチェックアウトしてバス会社へと向かう。
バス会社は先日この村へ到着した時のバス停の近くで、歩いて5分程度である。
バス会社に到着した時、まだバスは来ていなかった。
待合室でベンチに座ってしばらく待つ。
バスは少し遅れて到着し、定刻より少し送れての出発となった。
乗ったのは中型のバスで、とても綺麗なバスだった。
全席に液晶モニターが付いていて、映画を見たり音楽を聴きながら過ごすことができる。
バスは30分程走り、デニズリのオトガルに寄った。
ここで追加の乗客を乗せて、セルチュクへと向かうようだ。
バスのサービスは充実していて、快適な移動ができる。
走行中、お菓子が配られたり、水やジュースが出されたりと、サービス満点である。
セルチュクまで3時間ということだったが、1時になってもセルチュクに付く様子はない。
結局セルチュクのオトガルに到着したのは2時になっていたので、4時間半も掛かったことになる。
このあたりは、結構いい加減なものだ。

液晶モニター搭載のバスの座席 セルチュクのオトガルに到着した

■ 今日のホテル
バスを降りると、ホテルの客引きに声をかけられたが、全くしつこいものではなかった。
パムッカレにあった日本食レストランで、セルチュクのホテルを紹介してもらった。
それは、オトガルからも近いヴァルダルというホテルだった。
地球の歩き方にも載っている。
声を掛けてきたホテルの客引きにこのホテルの場所を聞いてみたら、よそのホテルにもかかわらず親切に教えてくれた。
ホテルへ行くと、おじいさんが部屋を案内してくれた。
しかし、上階へのアクセスはエレベーターがなく、階段を登らなくてはいけなかった。
空室は4階部分だったので、これは少ししんどい。
値段は安いのだが、部屋も値段相応ということで、気乗りしなかった。
とりあえず、「ごめんなさい」ということで、別のホテルを探すことにした。
次にやってきたのは、鉄道駅であるセルチュク駅の近くにあるワラビーズというホテルだった。
雰囲気の良いレストラン街の近くに建つホテルで、エレベーターもちゃんと付いている。
ダブルベッドの部屋をシングルユースで1泊40TLとのことだった。
朝食付きだし、フリーのWi-Fiも使えるので、まあ良しとして、このホテルに泊まることにした。

■ この街の観光
セルチュクの観光といえば、なんと言ってもエフェス遺跡である。
しかし、昼食を済ますと時刻は昼を大きく過ぎていた。
エフェス遺跡の観光は明日に行うことにして、今日はセルチュク市街周辺の観光をすることにしようと思う。
この街も雰囲気が良さそうだし、ぶらぶらと街歩きも楽しいだろう。

セルチュク駅にあった蒸気機関車
ホテルのすぐ近くにあるセルチュク駅 ホテル近くの通り
ホテル近くの通りにはレストランが並んでいた 雰囲気の良いオープンレストラン

■ 聖ヨハネ教会
まずは、セルチュク市街からも近い場所にある聖ヨハネ教会へ行ってみた。
市街から坂を登って歩いていくと、大きな門のある聖ヨハネ教会の入り口に到着する。
入り口であるこの門を通り、内部を見学する。
教会と言う名前であるが、実際には教会跡であり、原形は殆ど留めていない。
私はキリスト教ではないので、あまりピンと来ないが、キリスト教を強く信仰する欧米人には人気の場所のようで、意外と多くの観光客が訪れていた。

聖ヨハネ教会の入り口の門 教会の復元模型(これを頭に入れておかないとネ)
この教会で使徒ヨハネが晩年を過ごした 欧米の観光客に人気の教会

■ イーサーベイ・ジャーミィ
聖ヨハネ教会から見下ろす場所に建っているこのジャーミィは、1375年に建造されたもの。
ただ、イスタンブールで見てきたような豪華さはない。

聖ヨハネ教会から見たイーサーベイ・ジャーミィ イーサーベイ・ジャーミィへと向かう道
オスマン朝への過渡期の建築物であるイーサーベイ・ジャーミィ イーサーベイ・ジャーミィの内部

■ 出会いもある
時間があったので、街歩きをしてみた。
オトガル近くの裏通りには多くのオープン・カフェレストランが店を連ねていて、ゆっくりと食事ができそうだ。
街歩きに疲れたらおじさん達に混じって紅茶を飲みながら休憩する。
この街でも美味しそうなチェリーを売っていたので買った。
そんな街歩きを終えてホテルへ戻ると、お食事中の日本人のご夫婦と出会った。
セルチュクの街中で出会う日本人は珍しく、ちょっとした挨拶がきっかけでお話をすることになった。
ご年配であるこのご夫婦は、レンタカーで観光されていて、パムッカレからこの街へ来られたようだった。
この後、港町で車を乗り捨てて船でヨーロッパを介して日本へ帰られるとのことだった。
なんて行動力のある方なんだろうと、感心してしまった。
車なら行動範囲も幅をもたせることができ、より自由な旅が楽しめるだろう。
でも、小心者の私にとって海外でレンタカーを使っての観光なんて、不安要素が多すぎて出来そうにない。

【参考金額】
項目 金額 
バス代(パムッカレ〜セルチュク) 18TL
聖ヨハネ教会入場料 5TL
ホテル代(ワラビーズ・ホテル)) 40TL


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