BACK
13日目
NEXT

5月28日(月) サフランボルでの1日

■ ゆっくりとした朝
今日は宿泊客が少なかったようで、ホテル内は閑散としていた。
朝はゆっくりと起き出し、朝食のため本館のレストランへ行く。
私の泊まっている別館の1階部分もレストランになっているのだが、宿泊客が少ないためか、本館での食事だった。
レストランは落ち着いた雰囲気で、ウェイターがお皿に盛り付けた朝食を運んできてくれた。
ゆったりと静かな朝食タイムの始まりです。
今日は丸1日サフランボルの観光ができる。
チャルシュの村を歩くだけなら直ぐに観光が終わりそうなので、少し足を延ばしてみようと考えた。
サフランボルの郊外の観光場所を見てみると、ヨリュク村、インジェカヤ水道橋と洞窟があった。
水道橋と洞窟はタクシーに乗って行くより交通の手段がなさそうなのでパスする。
ヨリュク村なら、ドルムシュで行けそうだったので、ヨリュク村まで行ってみようと決めた。

■ ヨリュク村断念
ヨリュク村へ行くには、まずクランキョイまで出ないといけないようだ。
ドルムシュに乗って、クランキョイまで行く。
今度はクランキョイで、ヨリュクの方面へ行くドルムシュに乗る必要がある。
しかし、どうにもこのドルムシュ乗り場が分からないのだ。
近くの人に聞くのだが、もう一つ曖昧な返事が返ってくる。
何人かの人に尋ねてみると、全ての人が違う場所を教えてくれるという始末。
どうやら、直接ヨリュク村へ行くバスはないようだった。
それに、バスの本数が少なく、ふらっと行って、ふらっと帰ってくるような行動は難しそうだった。
そこまでして行く場所でもなさそうだったので、ヨリュク村は断念することにした。

■ クランキョイ
サフランボルで観光客が訪れる場所といえば旧市街であるチャルシュになる。
クランキョイはチャルシュから近いのだが、観光場所ではないので観光客が立ち寄ることが少ない。
この町を歩いていても、街行く人からの視線は多く感じた。
通り過ぎた後、「あれはきっと日本人だよ」と言っているのを感じる。
かすかに、「・・△◇※☆・ジャポヌム・○△・・」と話しているのが耳に入ってくるのだ。
その中で、日本語の上手なおじさんが話しかけてきた。
クランキョイで宝石店を営んでいるおじさんで、店にお邪魔してチャイをご馳走になった。
このおじさん、メチャクチャの日本びいきで、独学で日本語を勉強したとのこと。
毎日NHKのテレビを見て勉強しているらしい。
やはり車はホンダ車に乗っていると言っていた。
日本人を見つけては、会話の実践をしているようだった。
もう少し日本語を勉強して、日本に行ってみたいと話していた。
それから話は、お互いの年齢のことになった。
このオヤジさん、頭の毛は少なく、背も平均的日本人の身長より低く、お腹が出ている体型である。
どう見ても私より歳上に見えるのだが、実際は47歳とのことだった。
私の年齢を聞かれ、54歳と言うと、おじさんはその後の言葉が出てこない様子だった。
「えっ! 54 ・・・・ 頭はフサフサの毛が・・・・」という感じだ。
日本人って、本当に若く見られます。  嬉しいことですが・・・

■ この看板、HOTELの“H”が抜けてる!
下の写真は、私が泊まっているホテルの案内看板だ。
ここはチャルシュ広場からも近いので、ホテルの前を観光客がよく歩いている。
ちょうど、何人かの日本人おばさん観光客がホテルの前を歩いていた。
おばさんの一人が大きな声で話している。 「いや〜! これ見て! オテルやって! Hがないよ〜 おかしい!」
実は、ホテルのことはトルコ語で OTEL なんです。
おばさんたちに教えてあげようと思ったがやめておくことにした。
「このホテルでは、エッチしちゃいけないんですよ」 と・・・・

トルコ語では、ホテルは OTEL なのです

■ フドゥルルックの丘
チャルシュの村の古い町並みを見渡せる丘がある。
この丘からの眺めが素晴らしいとのことで行ってみた。
フドゥルルックの丘はチャルシュから歩いて行くことができた。
村の家々の間の小道を歩き、サフランボルの綺麗な街並みを眺めた。

ブドゥルルックの丘からチャルシュ旧市街を眺める 白い壁に赤い屋根の家が並ぶ
ブドゥルルックの丘からの眺め ブドゥルルックの丘からの眺め

■ チャルシュ
サフランボルという地名は、元々この地方でサフランの花が群生していたことから由来しているらしい。
土産物屋を覗くと、サフランなどの香辛料も多く売られている。
この村は山の斜面に沿って家々が建ち並んでいるので、急な坂道ばかりである。
チャルシュの観光はセカセカと歩き回るより、散歩気分でブラブラと小道を歩くのが合っていそうだ。
歩いていて、雰囲気の良いカフェがあれば、お茶をしてのんびりするのも良いだろう。

チャルシュ旧市街は斜面に沿った坂道ばかりだ チャルシュで平らな場所は、チャルシュ広場だ
雨が多く降ると、石畳の道路の真ん中が川になる 伝統家屋の並ぶ小道をブラブラと歩く
斜面に建ち並ぶ伝統家屋 丘の上に建つ歴史博物館
この町は本当に坂道ばかりだ 昨日はこの場所で映画の撮影が行われていた
民芸品や伝統家屋の模型を売る土産物屋が多い 日本にもこんな店があればいいのになぁ

【参考金額】
項目 金額 
ドルムシュ(クランキョイ〜チャルシュ) 1.25TL
ホテル (アクセ・コナック)   60TL

BACK
INDEX
NEXT


Copyright (c) Johnny All rights reserved.
 

inserted by FC2 system