旅の初めに

半年前にベトナムのハノイを訪れた。
ツアー会社を覗いた時、観光資料をみていて、サパの自然と少数民族の村に目が留まった。
行ってみたかったが日程上時間がとれなかった。

サパは、ベトナム北西部の中国国境に近い美しい渓谷にあります。
海抜は約１５００mなので避暑地としても有名です。
このあたりには多くの山間民族が暮らしており、そんな人に触れ合う旅がしたい。
最近、都会よりもこのような場所に魅力を感じるようになった。

ベトナムは日本のように南北に跨る国で、各地方によって色々な風景や文化を見ることができる。
サパの観光をメインとするが、まだ行っていない中部のフエやホイアンへも行ってみたい。

というわけで、今回手配したチケットはタイ航空の１４日間有効の航空券だ。
但し、１日目はマニラ経由でバンコクまで行き、ここで１泊して翌日ハノイへ向かう。
帰りはハノイからバンコク経由で帰国する。（マニラには寄らない）
「何故マニラ経由なのか？」と聞かないで欲しい。
―――　当然チケットの価格面である。
このチケットが安かったのだ。
日程を調整し、５月１３日出発２８日帰国のチケットを手配した。
有効期間を一杯に取った訳だ。

さて、現地での予定だが・・・
ハノイは前回訪れているので、できればここには滞在せずに行動したい。
ハノイへ到着日の夕方の夜行列車でサパに向けて出発できれば嬉しい。
それと・・・
距離的にハノイからフエまでバスでの移動はしんどいので飛行機を利用したいと思っている。
この航空券も現地で手配することにしよう。
大まかな予定を組んで、後は現地で詳細の行動計画をたてることにしよう。

初日は乗り継ぎの関係でバンコクに一泊しないといけない。
夜のバンコクの街へ繰り出そうかな・・・・
――　いやいや、鼻の下をのばしている場合ではない。
翌日の移動が早いので諦めることにしよう。
と、いうわけで、空港近くのホテルを手配しておいた。

実は、私には旅行用のヘソクリがある。
幾らあるかみてみると、な・なんと１０００ドル以上。
何故ドルなのか？
――　これは単純、円で持っていると使ってしまうからです。
少し余裕があるとき、ドルに交換しておいたものが、これだけになったのだ。
これで、行動費用も問題ないだろう。

しかし、燃料サーチャージ料金の高いこと。
航空券の他に、燃料サーチャージ等の外付け料金が２万円程かかってくる。
せっかく安い航空券を見つけても、この料金を加えると結局そんなに安く感じない。
「あ〜あ、前は安く行けたのにな〜」
そんな愚痴を言っても始まらない。
しかし、今後もこの状況は解決しそうにないだろう。
う〜ん　辛い！