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6日目
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9月30日(火) 沙拉托の定期市を訪ねる

■ 体調はどう?
寝すぎたせいか、早朝に目がパッチリの状態だ。
体温を測ると35度7分。ちょっと低いが、これが私の常温だ。
よお〜っし、体もほぼ元に戻ったぞ。
これで今日は行動が出来そうだ。
今日は、沙拉托という所で、定期市が開かれるので、見学に出かけようと思う。
元陽周辺(結構距離があるので、周辺というのはおかしいかもしれない)の少し大きな村では定期市が開かれる。
こちらでは、農暦の干支を基準にした定期市が多いようだ。
また、決まった曜日に開催される場合もある。

■ 沙拉托
沙拉托は元陽からミニバンまたはバスで、1時間半の場所にあります。
今日行こうと思っている沙拉托では、農暦の兎と鶏の日にマーケットが開かれます。
したがって、6日に1回開かれることになります。
ここのマーケットには、イ族、ハニ族、タイ族が集まって来ます。

■ 沙拉托郷まで
メモ用紙に、行き先の“沙拉托”と、帰る場所の“新街鎮”を書いておく。
これで、最低でも行って帰ってくることができるのだ。
このあたりでは一番目立つホテルの雲梯順捷酒店横にある梯田広場の横へ行ってみた。
ここには、たくさんのミニバンが停まっていて、多くの村へのミニバンの発着場となっている。
フロントガラスのところに、行き先の書いた札が置いてあるので、行き先が確認できる。
声をかけられたので、行き先のメモを見せると、「この車だよ、乗って乗って」とドアを開けてくれた。
乗り合いミニバンの場合は、料金交渉の必要はない。
旅行者だから高くなるということもなく、みんな同じ料金のようです。
ミニバンは、日本でいうと軽自動車位の大きさのワゴン車だ。
タイムスケジュール等はなく、車が “ほぼ定員” になったら出発するようだ。
“ほぼ定員” なのは、途中で乗り込む人や、降りる人が多いので、定員になる必要がないらしい。
(運転手により、この人数にはばらつきがあるようです)
“ほぼ定員” のミニバンは10時頃に新街の町を出発した。
途中何人かの降りる人、乗り込む人がいた。
30分程走った車は脇道に入る。
ここからの道は舗装がされていなく、車がやっとすれちがえる程の細い道だ。
しかもカーブばかりだ。
車酔いする人は絶対ムリという道だろう。
でも、窓からの眺めは絶景なのだ。
向こう側に見える山々、数百メートルの深い谷・・・
ちょっと待ってよ! これ、道を外したらあの世行きまちがいなし・・・
おいおい運転手のおじさん、カーブはスピード控えめにしようよ!
それとね、2台の車がやっとすれ違うことの出来る道路で追い越ししなくてもいいよ!
さらに、こんな脇道になっても、乗り降りの人は続く。
定員が、満員になって走ることもある。
満員とは、1列3人定員のところに4人座るのだ。これは窮屈この上ない。
やがてマーケットへ向かう大勢の人達が、道を歩いているのをみかけた。
どうやら、もうすぐ沙拉托に到着のようだ。
結局、出発してから沙拉托まで2時間近くかかってしまった。
料金は20元だった。
沙拉托の村の中だけは、道路も舗装されていて、建物も多い。
到着したのは、マーケットの真ん中だった。

手前が梯田広場、奥の建物が雲梯順捷酒店 梯田広場横にはミニバンの乗り場がある

■ 沙拉托の定期市
定期市には大勢の人達が集まってきていた。
ここでは、少数民族が自分たちの作った野菜や果物を持ち寄って売買している。
鶏、ブタ等の家畜の売買も多いようだ。
どこからか、ブタの甲高い鳴き声が聞こえてくる。
また、衣類や生活雑貨を売る店、食べ物屋台等もある。
野菜を売ったお金で、生活雑貨を買って帰るというようなものだろう。
マーケットの様子を写真で紹介しましょう。

これは田んぼで捕れたタニシのようです
市場は、多くの少数民族で賑わっている 自分たちで作った野菜などを持ち寄って売買している
良いのを選んで下さいよ!
ブタ買ってちょうだ〜い
品定め。この鶏どうかしら? ブタの売買も多く見かけた
これ、美味しそうねえ
リヤカーに果物を積んで売っている 今日は何を買おうかしらねえ〜
鍵をこのようにぶら下げているのをよく見かける。ファッションかな?
アクセサリーは、コイン
市場で見かけた子供たち
あちこちで見かけますので、みなさん好物のようです
市場で見かけた子供たち 豆腐のようなものを焼いている
危ないから、しっかりつかまっていてね!
スピードは出ません
レトロな3輪トラック レトロな4輪トラック
子供の面倒をみるのは、おばあちゃんの役目のようです
野菜を売ったお金で、何を買おうかねえ

■ 元陽へ引き返し
定期市場の開催される時間は、どこも午前中がメインとなるようだ。
1時を過ぎると、帰っていく人たちが目立ちだす。
さて、1時を過ぎたので、私もそろそろ元陽へ引き返そうと思う。
今朝到着した場所へ行ってみたが、元陽行きのミニバンらしき車はなかった。
別の場所から出ているのかもしれないと思い、市場の外れまで歩いてみた。
歩いている途中、丁度“元陽”と書いたミニバンを見つけたので、合図をして乗り込む。
ミニバンは、まだ定員になっていないが、市場の中を“プップップッ”とクラクションを鳴らしながらゆっくり走る。
どうやら、客集めをしながら進んでいるようだ。
そんな訳で、市場を出る頃には定員になり、さらに途中で人を乗せたため、満員になって元陽へ向かうことになった。
でも、私は助手席に鎮座していたため、いくら超満員になっても大丈夫なのでした。
(窮屈な思いをしたくないなら、助手席がオススメです。でも早く乗らないとこの席は確保できません)
来たとき同様に約2時間をかけて元陽へ引き返した。

■ 元陽の町
元陽(新街)は坂の町です。
平らな場所は、梯田広場を除くと他にはありません。
そんな、元陽の町を少しだけ写真で見てみましょう。

元陽は山の斜面にある町です 道路は全てが坂道です
反対側の、門を潜った所から見上げた状態
太陽熱湯沸器:天気の悪い日は暖かい湯が出ません
梯田広場横にある門。この下を潜って道は続く 建物上のものは太陽熱湯沸器:安宿ではホットシャワーに使う
昼間からのんきなものです
狭い道を走るのに便利な、かわいい三輪タクシー 昼間からマージャンの風景を見かける
中〜長距離の町とを結ぶ定期バス 旧バスターミナル横にある安宿街

■ 女性の気分で・・・
夜になり、再び下痢にみまわれる。 ・・・というか、まだ完全に治っていないのだ。
熱はないので、お腹だけの問題のようだ。
先日飲んだ正露丸では効き目がないのかもしれない。
今度は、タイで買った整腸剤を飲んでおくことにした。
それと、『寝ている間に、もしものことがあったら』 と考えると安心して眠れない。
考えた挙句、女性の生理用ナプキンが思い浮かんだ。
トイレットペーパーを適度の長さで折りたたんで、股にあてがうのだ。
これで、“多い日も安心” というやつになるわけだ。
『何をやってんだ!』 と思われるでしょう。
でも至って真剣なんです。 変態と言わないで下さい。
今夜は、女性になった気分でお休みなさい・・・


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