10月2日(木) 勝村の定期市を訪ねる
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今日の予定
今日は勝村で開かれる定期市を見に行こうと思っている。
「毎日々マーケットばかりを見に出かけて、何が面白いの?」 と聞こえてきそうです。
でも、私には面白いのです! ほっといて下さい。
朝方にかけて雨が降ったようで、窓の外は霧が濃くて視界が良くない。
もしかして、昨日と同じように霧が濃いのは新街だけかもしれない。
行って見なければ分からないので、とりあえず出かけることにしよう。
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勝村
勝村の勝という字は、こちらでは月辺に生と書きます。従って<月生>村と表記されます。
勝村は元陽からミニバンで、40〜50分の場所にあります。
今日行こうと思っている勝村では、農暦の兎と羊と猪の日にマーケットが開かれます。
したがって、4日に1回開かれることになります。
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勝村までの道のり
勝村行きのミニバンは宿泊している宿を出て少し坂道を登った場所から出ている。
梯田広場横のミニバン乗り場で待っていても、ミニバンが巡回しているようだ。
とりあえず先着だったので、助手席に座ることが出来た。
しかし、“先着=長い待ち時間”ということなので、どちらが良いのか分らない。
勝村は、これまでで一番近い場所にあるようなので、焦る必要はない。
思ったとおり、かなり待たされてミニバンは勝村へ向けて出発した。
予想したとおり、濃い霧も元陽を出て15分程走ると大分とましになった。
車は舗装道路から脇道へ入り、未舗装道路を走ることになる。
勝村へ行く途中に綺麗な棚田が見える場所があるのだが、この場所は霧がかかりよく見えない状態だった。
元陽を出発して45分程で、勝村に到着した。
料金は10元だった。
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勝村の定期市
勝村のマーケットは、広場で行われるのではなく、村のメイン道路に沿って市が開かれる。
到着したときは、霧がかかっていて、あまり良いコンディションではなかったが、時間と共に霧もなくなってきた。
昨日訪れた牛角寨の定期市に比べると民族衣装に華やかさはない。
しかし、これまでの定期市とは少し違った雰囲気が楽しめる。
道に沿って市場を見てまわる。
またまた、写真でその様子を紹介しましょう。
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お引越し
勝村の定期市から帰ってきたら昼の1時を少しまわっていた。
今宿泊している宿(梯田公寓の普通部)は安いのだが、内容がいまいちだ。
トイレは中国様式。洋式に慣れた私には腰に負担がかかるのだ。
また、シャワーは太陽熱で沸かした温水なので、天気が悪いと熱いお湯が出ません。
部屋の掃除もシーツの交換もしてくれないので、ここらで宿を変えようと思う。
同じ梯田公寓に豪華部というのがある。
建物も別なので、全く別のところという感じだ。
そこへ行ってみたが、あいにく満室で断られてしまった。
今は中国の国慶節なので、どこも込んでいるのだ。
それならと、梯田広場の横にあるちょっと豪華そうなホテルの雲梯順捷酒店へ行ってみた。
このホテルは元々人民政府招待所だったのだが、雲梯大酒店に買収され、内装が一新されて綺麗になったらしい。
ロビーも綺麗で、今泊まっている宿とは月とスッポンだ。
片言の英語が理解できる受付の人がいたので確認すると、ツイン198元をディスカウントで100元とのことだった。
部屋を見せてもらって、一発で気に入った。
部屋も綺麗だし、清潔な洋式のトイレとシャワールーム、窓からの眺めもよく明るい部屋、その他設備も新しく整っていた。
昆明で泊まった120元の部屋よりも断然価値がありそうだ。
「この部屋に決定します! 4泊でお願いします!」と即決した。
4日分の宿泊料400元に加えデポジットの300元で、合計700元を支払いチェックイン。
初めからこのホテルにしておけばよかったものを、少しケチったばかりに不便な思いや、いやな思いをたくさんした。
特に、お腹を壊して寝ていたときは、惨めな気分だった。
もう、惨めな宿とはおさらばだ。
部屋が変わっただけでもこんなにも嬉しい。
先にホテルへのチェックインを済ませたが、まだ前の宿をチェックアウトしていない。
早速宿へ戻り、荷物をまとめチェックアウトする。
トコトコと歩いて数分、お引越しが完了したのでありました。
■ 宿を変わってみて・・
清潔で、使いやすい部屋がこんなにも気分が良いことに、改めて気付かされた。
もちろん、暖かいお湯も使い放題です。
ホテルに移ればホテルの住人らしくしなければいけません。
まず、無精髭を剃ってスッキリ男前に!
それと、溜まっていた洗濯物をホテルのランドリーサービスに出す。
もうゲストハウスの時のように、自分で洗濯はしません。 ・・・リッチでしょ!<笑>
そうそう、ここ元陽ではお金を使う場所がないのです。
食べる場所も限られているので、食の金額は微々たるもの。
滞在費が殆どかからないのです。
これからの予算配分を考えなくては・・・・
・・・と言っても、本当にお金を使う場所がないのです。