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10日目
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10月4日(土) 黄茅嶺の定期市と霸達梯田

■ 今日の予定
朝から良い天気のようだ。
今日は黄茅嶺の定期市を見学に行こうと思う。
それと、昨日見に行った棚田が期待はずれだったので、天気がよければ別の棚田を見学に行きたい。
ガイドブックを見ると、霸達梯田が綺麗だとあったので、できればここへ行くことにしよう。

■ 黄茅嶺
黄茅嶺は、元陽からニミバンに乗って約1時間のところにあります。
黄茅嶺では毎週土曜日に定期市が開かれます。
マーケットには、イ族、ハニ族、ミャオ族、ランテンヤオ族、タイ族が集まるようです。

■ 黄茅嶺まで
ホテルの直ぐ前に停まっている老<孟力>行きミニバンの運転手に“黄茅嶺”と書いたメモを見せる。
黄茅嶺は老<孟力>へ行く途中にあるので、「乗って乗って」と促してくれた。
1時間程カーブの多い道を揺られ、車は賑やかな市場近くの道端に停まった。
運転手が「ここだよ」と教えてくれる。料金は15元だった。
ミニバンは何人かの乗客を降ろすと、次の目的地を目指し走り出した。

■ 黄茅嶺の定期市
黄茅嶺は、メイン道路とその脇道でマーケットが開催されていた。
これまでの市よりやや規模が小さいように思えた。
今日は特に暑い。 半袖のTシャツ1枚でも、汗が流れる。
おそらく気温も30度を超えていると思う。
それと、標高が高い分だけ日差しがきつい。太陽の光が肌に刺さるようだ。
日陰を選んで歩かないと嫌になってくる。
こんな日差しが強い日は、写真も旨く写せないが、その様子を紹介しましょう。

市場の風景 通りの様子
近くで見るとこのようになっています
市場の風景 市場で売られていたスズメ蜂の巣
こんなところを写してごめんなさいね
路上歯医者 サイコロ博打
どこを見てるの?
遠くからでも目立ちます
被り物に特徴がありますね
ちょっと一服
お元気でなにより
いいヒヨコを見つけなきゃね
中国らしい服装ですね
遠くから見ると髪の毛に見えるんです

■ 欧米の観光客
市場で外国人観光客を見かけることは少ない。
ローカルな場所での欧米人となると殆ど見かけることはない。
珍しく欧米から来たのだろうと思われる、家族連れの観光客がこの市場を見学にやってきていた。
両親と子供が3人の計5人連れだ。
その内の1人の子供は車椅子だった。
そんな状態でも、ここまで家族全員で観光している。たいしたものだ。
こんな村では、欧米の人も、車椅子も珍しいのだろう。 と言うか、初めて見るのだろう。
彼らの周りには近付くこともできない程の大勢の人だかりができていた。
この家族、観光どころではない。身動きひとつ出来ないのだ。

■ 元陽へ引き返し
暑さに疲れて、お昼過ぎには元陽へ引き返すことにした。
元陽方面行きのミニバンは直ぐに見つかった。
今日も元陽へ帰る途中で、激しい雨が降ってきた。
先程はあんなに晴れていたのに今度は雨降り。
まったく、“山の天気と女心は・・・” というやつだ。
元陽へ帰ってくると、既に雨は止んでいたが、雨が降ったせいか涼しくなっていた。
少し早く帰ってきたので、この後もう一度棚田を見に行ってみようと思う。

■ 霸達梯田
ガイドブックをみると、霸達(バーダ)梯田が綺麗だと書いてあったので、ここへ行くことにしよう。
定期市の帰りに途中で降ろしてもらえば、早く行けたのかもしれないが、
この時は、天気の状態が良くなくて、一旦元陽まで帰ってきた。
天気も回復したので、再び同じ方へ車を走らせることになる。
今度は勝村方面行きのミニバンに乗り、運転手に“霸達梯田”と書いたメモを見せる。
霸達梯田は勝村の少し手前にあるので、そこで降ろしてもらえばよいのだ。
ミニバンは、元陽から30分程走り、道路脇に停まった。
ここで降りたのは私一人だった。
運転手が「この道を歩いていけば良いよ」と指差して教えてくれた。
ここへ訪れている人は誰も見かけなかった。
ひとり寂しく、細い山道を進み見晴らしの良い場所へと向かう。
ここはあまり整備がされていなくて、草木をかき分けて進む場所を抜けてやっと見晴らしの良い場所へ着いた。
一面眼下に棚田が広がる。確かに、この場所からの眺めは良い。
昨日行った孟品とは比べ物にならない。
残念ながら、写真ではこの臨場感を伝えることができない。(写真の写し方が悪いのでもある)
この場所は、道路から山道を歩かなければいけないので、来る人が少ないのかもしれないが、お勧めの場所である。

霸達梯田の綺麗な棚田
稲刈りが済んだところと、まだ済んでいないところがあります
眼下に広がる棚田の風景 今が収穫期のようです

■ 帰りの車
道路まで引き返し、帰りの車をつかまえればいいのだが、どうせなら来た道を歩いてみよう。
歩きながら、元陽の方面に行く車を待てばよいのだ。
幸か不幸か、歩けども歩けども目的の車が通ってくれない。
何が幸かといえば、自然の中をトレッキングでき、綺麗な棚田も眺めることができるからである。
30分程歩いただろうか、元陽行きのミニバンがやってきたので、合図して乗せてもらう。
またまた、元陽へ帰る途中で雨が降り出した。
今度はかなりきつく降ってきたようだ。雷も鳴っている。
元陽へ着いたときは、さらに雨脚がひどくなり、ドシャ降りの中ホテルへ駆け込んだ。

■ 夕食
今日は少し贅沢をしてみよう。

元陽の町で唯一?英語のメニューを置いている四川料理の店(ホテル近くの老四川餐庁)へ入る。
ガイドブック等から探した料理名をメモ用紙に書いてきた。
店のメニューには載っていなかったので、書いてきたメモを店員に見せる。
どうやら、こちらがオーダーしたいものは分かってもらえたようだ。
このように、メニューに載っていなくても作ってくれる場合もあるようだ。
今日は、鶏の唐揚げ、チンジャオロース、炒飯等を注文。
一人で食べることなど出来ない量の調理が運ばれてくる。
とにかく1品の量が多いのだ。
このような店は、何人かで行って分け合うのが良さそうだ。
「何々定食というようなものがあれば最高なのになあ」と思う。
お腹いっぱい食べても半分以上は残してしまった。
これだけ食べても40元でお釣りが来るのだ。


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