10月5日(日) 金平県・老<孟力>の定期市を尋ねる
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今日の予定
今日でこの町に来て、ちょうど1週間目だ。
明日には、昆明へ帰らなくてはいけないので、今日が実質の元陽最終日となる。
今日は毎週日曜日に老<孟力>で開催される定期市を見に行こうと決めていた。
元陽でお会いしたA.HiroRodzinskiさんのオススメの場所だったからである。
ところが、目が覚めると天気が悪い。
昨夜から、かなりの雨が降っていたものと思われる。
天気がよければ、はりきって少し早くから行動しようと思っていたのだが、どうもその気分になれない。
とりあえず、先に明日の昆明まで帰るバスチケットを買っておこう。
その後で、老<孟力>にでも出かけてみようと思う。
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昆明までのバスチケット
ホテルの前に停まっている、かわいい三輪タクシーに乗って、新バスターミナルまで行く。
新バスターミナルは、梯田広場から少し道を下ったところにある。
歩いてもいける距離だが、ここから新バスターミナルまでは標高差が約100mもあるので帰りがしんどい。
また、今日はあいにくの天気なので迷わずタクシーにしたのだ。
新バスターミナルまでゆっくり走って数分で到着した。
明日の朝9時5分発の昆明行きのチケットを購入する。
紙に “10/6 AM9:05 元陽 --> 昆明” と書いて渡した。
このように、日時と便を書いておけば、間違うことなく目的のチケットが買える。
料金は、保険料込みで90元だった。(昆明から来るときの料金と少しだけ違った)
チケットも買えたので、待たしていたタクシーで一旦ホテルへ戻る。
このタクシーは町中なら1回3元で利用できるのだ。
往復なので、少し安くしてくれるかなと思ったが、しっかり6元請求された。
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町の中なら1回3元で行ってくれる、かわいい3輪タクシー |
新バスターミナル(新街鎮汽車客運站) |
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老<孟力>
老<孟力>は元陽からミニバンまたはバスで、約1時間半の場所にあります。
これまで行ったマーケットは全て元陽県でしたが、老<孟力>は金平県になります。
したがって、今日は一番遠くまで出かけることになります。
老<孟力>では、毎週日曜日にマーケットが開かれます。
ここのマーケットには、ミャオ族、ハニ族、ランテンヤオ族、イ族、タイ族が集まって来るようです。
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老<孟力>へ
まだ雨が止んでいないが、老<孟力>へ出かけることにした。
老<孟力>の方の天気までは分らないが、とりあえず行ってみて、ひどい様なら帰ってくれば良いだろう。
ホテルの前で老<孟力>方面行きのミニバンに乗り元陽を出発する。
出発して約30分、深い霧こそなくなったが、相変わらず雨が降っている。
約1時間程で、昨日訪れた黄茅嶺の村を通過した。
黄茅嶺を過ぎた頃から、気温も少し上がったように感じた。
なんと、雨も止んでいる。
車から見える風景は、これまでみなかったバナナ畑を多く目にするようになる。
道に沿って赤く濁った大きな川が流れている。
出発して1時間半、これまでとは少し変わった景色を眺めていると老<孟力>に到着した。
老<孟力>はメイン道路から脇道を少し入り、橋を渡ったところにある。
市場に人が集まっているのが、メイン道路からも少し見える。
ミニバスは、橋を渡ったところで停まった。
運転手が、「市場はこの道を歩いていけ」と教えてくれた。
ミニバンは何人かの乗客を降ろし、次の目的地へ行くため、引き返していった。
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老<孟力>の定期市
ミニバンを降りて、道なりに5〜10分程歩くと、賑やかな場所に着いた。
どうやら、このあたり一帯でマーケットが開かれているようだ。
結構広い場所(あちこち)で開かれているようで、集まってきている人もかなり多かった。
この町はそこそこ大きく、公衆トイレもあった。(勿論有料のニーハオ・トイレでした)
マーケットの様子を見ながら、ゆっくりと道に沿って見学する。
ワンパターンではあるが、その様子を写真でご紹介しましょう。
『同じような写真なので飽きてきた!』の声が聞こえそうですね。
マーケット見学は今日でおしまいですので、もう少しだけつきあってください。
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タバコどうですか?
ミニバンに乗ると、運転手がよくタバコを勧めてくる。
「1本どうですか」というような感じだ。
隣の乗客が勧めてくる場合もある。
女性の運転手の場合は、ザクロの実やサトウキビ等をくれるときがある。
てっきり、運転手がタバコを吸いたいので、他の人に配っているのだと思っていた。
後で分かったのだが、相手にタバコを勧めるのは、挨拶のようなものらしい。
相手が出したタバコは、ありがとうと言って貰っておくのが礼儀のようだ。
吸わない人も、もらっておいて、そのままポケットへ入れておけば良いらしい。
ここで断るのは失礼にあたるようだ。
タバコを吸わない私は、そんなことを知らず、いつもその好意を断っていました。
少し失礼なことをしてしたようですね。
でも、狭い車の中で周りを気にすることなくタバコを吸うのは考え物ですよ!
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観音寺
梯田広場からすぐ裏の山を見上げると、お寺が建っているのが見える。
ここからの眺めがGoodらしいので、寺まで行ってみた。
お寺は特に見る場所はないのだが、元陽の町がよく見渡せた。
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観音寺本堂 |
寺の外門 |
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梯田広場と宿泊している雲梯順捷酒店がよく見える |
寺から眺める元陽の町 |
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按摩
夕食を終え、ホテルに帰ってきた。
少し腰が痛かったので、ホテルのフロントで「マッサージはどこですか?」(英語)と聞いてみた。
すると、意味が通じていなかったのか、「ノー」の返事なのだ。
何がノーなの?・・・
それならと、“按摩”と漢字で問いかける。
これなら分かってもらえたようで、その場所を指差して教えてくれた。
マッサージ屋へ入り、1時間の全身マッサージをお願いする。
マッサージ椅子に横になる。女の子が担当してくれた。
特にきつくもなく、ゆるくもなく、 あまり特徴のないものだった。
値段は1時間で50元だった。
後で聞いたのだが、昆明街中の按摩屋で、1時間半で30元が相場らしい。
ここは、ホテル併設でもあって、少し高かったのかな?
でも、中国はチップが不要なので、かなり安いことになりますね!