10月23日(火) トレッキング6日目: アンナプルナB.C.(4130m)〜バンブー(2130m)
■ 少し早起き
昨夜は、なぜか熟睡ができず、ウトウトとしながら過ごす時間が多かった。
毎日これでもかというほど寝ているので、なかなか眠れない日もあるのかも知れない。
寒かったわけではない。
足にはホカホカ・カイロを張っていたので、冷たくは感じなかった。
今日は少しですが早起きしています。
6時頃にアンナプルナのサンライズを見ることができるらしいので、それを見るためにいつもより30分程早く起きたのだ。
ロッジの建つエリアから、少し丘を登ったところがサンライズを見るポイントのようだ。
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夜明け前の星が見える頃のアンナプルナ・サウス |
サンライズ前のアンナプルナT峰 |
■ サンライズ
あたりがまだ薄暗い中、丘の方へ少し歩いていく。
足元の草は、夜に降りた霜でバリバリになっていた。
ロッジの近くにあった池も、厚い氷が張っていた。
手袋を履いていたが、薄い生地だったので指先まで痺れてきた。
6時を少し過ぎた頃、アンナプルナ・サウスの頂上が輝きを見せ始める。
見る見るうちに、その輝きの部分が山全体に広がり、山は黄金に輝く。
このように、ここA.B.C.でのサンライズとは、ご来光のことではなくて、山の反対側から太陽の光を浴びて山が色付く時のことを言うようだ。
頑張って歩いてここまで来たのだから、その一瞬を目に焼き付けておきたい。
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徐々に山の頂上が日の光を浴びて輝きはじめました |
アンナプルナ・サウス |
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アンナプルナT峰も輝き始めました |
黄金色に輝いています |
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その輝きは、見る見るうちに広がっていきました |
サンライズを見るために、みんな早起きされています |
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小金色に輝くアンナプルナ・サウス |
アンナプルナT峰 |
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すっかり明るくなったアンナプルナ・サウス(7219m) |
アンナプルナT峰(8091m) |
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ロッジの周りにあるその他の山々 |
右がテントピーク(5663m)その奥がグレイシャードーム(7193m) |
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■ 朝食の後出発
サンライズの鑑賞を終えた後、ロッジへ戻って朝食を摂る。
やっぱり今日も、チャパティ2枚とオムレツにブラックティーである。
朝食を済ませれば、手っ取り早く準備を済ませて、8時にロッジを後にした。
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A.B.C.のロッジと、後ろに迫るアンナプルナ・サウス |
身支度をして、ロッジを後にします |
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ロッジの方を振り返ると・・・ |
再び、ロッジの方を振り返ると・・・ |
■ 下りは早い
M.B.C.から2時間かけて登ってきた道を、半分の1時間で引き返した。
ちょうどM.B.C.へ到着する頃、太陽の日がマチャプチャレの頂から顔を出し始めた。
M.B.C.から見る景色を楽しむため、しばらく休憩した後、歩き出す。
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小川が凍りついています |
冷たそう! |
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日が昇ると、暖かく感じます |
振り返って、アンナプルナサウスに別れを告げる |
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マチャプチャレの頂きから太陽が出てきました |
M.B.C.まで下りてきました |
■ ヒマラヤホテルまで
下りは体力こそ使わないのだが、足への負担は大きい。
長い石段を一気に下りると、足がガクガクになる。
それでもやはり、下り道はスピードも速い。
今日の午前中は、よく晴れていて、日差しも強くサングラスがありがたく感じる。
一昨日に泊まったロッジのある場所のデウラリは11時頃に通過した。
昼の時間まではもう少時間もあったので、さらに先へと歩き、ヒマラヤで昼食を摂った。
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やっぱり天気が良いと、歩いていても楽しいものだ |
時々立ち止まって山々を見上げてみる |
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壮大な風景を見ながら歩くのは楽しい |
このあたりは、なだらかな道が続いています |
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ヒマラヤのロッジで昼食を摂りました |
ヒマラヤも、山々に囲まれている |
■ グレーラグーン
ヒマラヤから下山中に、林の中からガサガサと音が聞こえてきた。
このあたりは、グレーラグーンという顔の周りが白い猿が多く生息しているらしい。
木の枝や葉っぱの影になって、はっきりとは見ることができないのだが、親猿や小猿を含めた何匹かの群れが、枝から枝へと渡って行く姿が確認できた。
今日も余裕を持っての歩きなので、こんなことに時間を潰しながら歩くことができる。
そうして、2時にドバン、今日の宿泊地であるバンブーへは3時に到着した。
■ バンブー到着
バンブーで泊まったロッジは、登りの時に泊まったロッジと同じ Trekking Guest Houst である。
どうやら、ガイドがひいきにしているロッジのようだ。
早速部屋に荷物を放り込む。
今日の部屋もシェアルームで、前回と同じ3ベットルームだった。
私が到着した時、既に先客が1人いた。
この日は最終的に、3ベットルームに2人の宿泊だったので、窮屈感はなく、快敵に泊まることができた。
■ 温水シャワー
このロッジでも温水シャワーが使えた。
ガス温水器の使用料は1回150Rsである。
宿に着いたのが3時だったので、明るいうちにシャワーをする。
この宿のシャワーは湯の出る量がチョロチョロ。
もう少し湯量が多ければ良いのだが・・・ それでも、シャンプーをして、髭を剃れば、超スッキリです。
このシャワールーム、何処のロッジにも言えることなのだが、使い辛い点が幾つかある。
そのひとつが、シャワールームの中に手荷物を置く場所が無いのである。
着ていた服は、脱いで適当な場所へ引っ掛けておくとしても、棚に該当する物がないのだ。
洗面具等の置き場所に困ることもしばしばある。
ちょっとした窓の窪み等を利用して置くしかないのだ。
山の中のロッジなので、贅沢は言えないが、あとちょっとと言う部分で使いにくかったりする。
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左側の青い扉がガスのホットシャワー室です |
ロッジのタイニングルーム |
■ この後の行程
今回のトレッキングの目的地であるA.B.C.から折り返して、ここバンブーまで下りてきた。
トレッキングの10日間の日程も今日で折り返しの6日目になる。
当初、M.B.C.とA.B.C.夫々の場所で宿泊を考えて10日間の日程を組んだのだが、実際にはM.B.C.に泊まらなかった。
このままだと、どう考えても9日間で全行程を消化してしまうことになる。
せっかく支払った10日間の各費用を9日間で終わらせてしまうのはもったいない。
と言うことで、地図を広げて後のトレッキング・ルートを再検討した。
とりあえずは、明日はジヌーダンダまで歩くことにして、その先は元来た道ではなく、ルートを反れて寄り道してみる方向で検討してみようと思う。
【旅程】
アンナプルナB.C. 〜 マチャプチャレB.C. 〜 デウラリ 〜 ヒマラヤ 〜 ドバン 〜 バンブー
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【参考金額】
項目 |
金額 |
ホットシャワー使用料 (バンブーロッジ、ガス) |
150Rs |