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Day 12
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10月26日(金) トレッキング9日目: ガンドゥルク(1940m)〜ポタナ(1950m)

■ 起床
この宿では、ダブルベットの部屋を一人で利用できたので、大きなベッドでゆったりと寝られた。
外へ出てみると、空には雲ひとつなく、アンナプルナ・サウスは日を浴びて白く輝いていた。
A.B.C.等の近くで見る迫力あるアンナプルナやマチャプチャレの山々も良いが、少し離れてそれらの山々を一望するというのも中々のものだと感じる。
7時に朝食。
今日も相変わらず、チャパティーとオムレツ、それに温かいブラックティーだ。
このスタイルがお気に入りになった。

天気の良い朝を迎えた ロッジから見たヒマラヤの山々
ロッジから見たアンナプルナ・サウスとヒウンチュリ ロッジから見たマチャプチャレ

■ 今日の行程
今日は、ガンドゥルクからランドゥルク、トルカを経て、ビチョック・デウラリを目指す予定だ。
ランドゥルクからトルカまでの道は、登りの時にも歩いた道になる。
しんどいのは、ガンドゥルクからランドゥルクまでの間で、一旦谷底まで下り切った後、再び急な上り坂となるからだ。
その後も含め、今日は少し長時間歩くことになりそうだ。
後2日間、がんばって歩こう!

■ ランドゥルクまで
8時過ぎにロッジを後にする。
ガンドゥルクの村は山の中腹にある。
ここから見える、深い谷を隔てた反対側にあたる山の中腹の村が、ランドゥルクになる。
まずは、谷の底に向かって連なる石段をひたすら下る。
約1時間下り続け、ようやく橋の側に建つ1軒のロッジまでやって来た。
このロッジでしばらく休憩した後、モディ・コーラに架かる橋を向こう岸へ渡る。
橋を渡れば、当たり前のように登りの石段が待っている。
下りて来たのと同様に、きつい石段を登ることになる。
当然歩くピッチは落ちて、息は荒くなる。
どうにかがんばって10時前にランドゥルクにたどり着いた。

長い石段を馬が下りてきました このように、繋がないで歩いています
ランドゥルクに付きました アンナプルナの山々はこの時間には雲の中でした

■ トルカで昼食
ランドゥルクのロッジでしばらく休憩をとる。
その後は、比較的平坦な道が続くことになる。
そうして、11時半にトルカに到着した。
少し早いが、トルカで昼食を摂ることにした。
ランドゥルクもそうだったが、トルカもポカラから近く、たくさんのトレッカーが行き交う。
ロッジのレストランも賑わっているし、食事中もロッジの前の道を何人ものトレッカーが通り過ぎていく。
今日は早い時間から雲が出てきて、昼の時間、太陽は雲に遮られていた。
がんばって歩いたので、背中が汗で濡れている。
風が吹くと、ちょっと寒く感じた。

ランドゥルクからトルカは、棚田が多い場所です 棚田では、シコクビエや米が栽培されています
トルカで昼食にしました 昼食は今日もダルバートです

■ ビチョック・デウラリまで
午後も比較的歩き易い道で、軽快に歩くことができた。
何度かの休憩を交えながら歩き、3時前に今日宿泊を予定していたビチョック・デウラリに到着した。
ビチョック・デウラリには、ロッジが2軒建っている。 ・・というか、2軒しかない。
ガイドに空き部屋を確認してもらったが、1軒は既に満室で、もう1軒は団体客の予約が入っていて、これからやってくるとのことだった。
と言うことで2軒とも満室でここでは泊まれない。
「キッチンでも良いか?」と聞かれたが、「それはちょっと・・・」 と断った。
実際には空き部屋があっても、多くの客が見込める場合は一人客を断る場合があるらしい。
どちらにしても泊まることができないのだから、次の宿泊地を目指すしかない。

当初宿泊予定だったビチョック・デウラリのロッジエリア

■ それなら次はポタナだ
次のロッジエリアは、ポタナである。
ここから40分程歩いた場所にあるようだ。
ビチョック・デウラリからポタナまでは、比較的緩やかな下り坂で歩きやすかった。
特にしんどい感覚はなしでポタナに到着した。
ポタナには4件のロッジがあるので、先ほどのロッジエリアに比べたら、宿が取れる確立はぐ〜んとアップする。
思ったとおり空室は直ぐに見つかった。
ということで、4時前に FISHTAIL GUESTHOUSE というロッジの部屋を確保できた。
綺麗な部屋ではなかったが、3ベッドルームの部屋を、一人で利用できるらしい。

ポタナで泊まった宿、 FISHTAIL GUESTHOUSE ポタナからは、かすかにフェワ湖が見えた

■ 誘惑
トレッキング中は、お菓子等の加工食品は食べないようにしようとここまで来た。
しかし、町に近いエリアになると、多くのスナック菓子を目にするようになる。
売店の目に付くところに吊るしてあったりするからだ。
ついつい、その誘惑に負けて、ポテトチップスを買ってしまった。
ここ、ポタナではスナック菓子もポカラと変わらない価格で売られていた。

■ 土産物屋
ロッジの建ち並ぶトレッキング道路脇には、土産物を売る店が何箇所かあった。
買っている人は見かけない。
ポカラまで帰れば、同じような物を売る店がいくらでもある。
わざわざトレッキング中に、荷物になるような買い物をする人はいないのだろう。

■ サンセット
夕方から少しずつ雲が晴れてきて、ヒマラヤの山々が見え出してきた。
サンセットの時間には、殆どの雲も晴れ、夕日を浴びて輝くヒマラヤの山々を見ることができた。

■ ストーブ
ポタナは、標高が約2000mのところにある。
夕方から、ぐ〜んと寒くなり、フリースのジャケットだけでは寒く感じる。
昨日よりさらに冷え込んでいる気がする。
この宿は、ダイニングルームにストーブが置いてあり、夕方に火が入れられた。
夕食は、ストーブのお蔭で暖かい場所で食べることができ、食後の時間もしばらくストーブの近くで過ごした。
これまでのロッジで、初めて薪ストーブである。
やはり、火はうれしいものだ。

薪ストーブは暖かかった   (写真は翌朝に撮影したもの)

【旅程】
 ガンドゥルク 〜 ランドゥルク 〜 トルカ 〜 ビチョック・デウラリ 〜 ポタナ

【参考金額】
項目 金額 
 フィルター・ウォーター 1L  50Rs

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