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Day 14
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10月28日(日) Johnny、ポカラで鳥になる

■ 今日の予定
ポカラを訪れた人なら見かけているだろうと思うアクティビティーのひとつに、パラグライディングがある。
ナイロン製の大きな翼をパラシュートのような格好で背中に背負って、気流や風に乗って自由に飛んで楽しんでいる姿を一度は見たことがあるのではないでしょうか?
しかし、これを体験する機会は少なく、私はこれまで、パラグライディングの経験がありませんでした。
パラグライディングは、ポカラに限らず行われているものなので、特に珍しいことでもないでしょう。
でもこれが、ヒマラヤの山をバックにポカラのフェワ湖の上を飛べるとしたら、その魅力は大きいものになるのではないでしょうか?
というわけで、私もパラグライディングがしたくなったのです。
前置きが長くなりましたが、今日はパラグライディングを楽しみたいと思います。
昨日、申し込みをしておきました。
時間は自由に選べましたが、毎日午前中は雲が少ないので9時にホテルを出発するものを選びました。
ホテルへ9時にピックアップの予定です。
今日の予定はそれだけ、後は昨日同様にのんびり過ごすことにしましょう。

泊まっているホテルからもヒマラヤの山が見えました 良い天気で、パラグライディングにもってこいです

■ 朝食
泊まっているホテルサクラには、朝食が付いていない。
朝食を食べるには、町のあちこちで営業しているカフェかレストランへ出かけることになる。
ポカラのレイクサイドのメインロード脇には、お洒落なカフェが多くある。
このようなお洒落なカフェへ行っても良いのだが、今日は少し細い脇道へ入った場所にあるカフェレストラン(聞こえは良いが、安食堂)へ行ってみた。
道行く人々等の生活が見られるので、道路脇のテーブルがオススメである。
オーダーしたのは、ブレックファースト・セットメニューだ。
トーストしたブレッドに、オムレツとポテトと野菜の炒め物が付いたもの。
これにコーヒーまたは紅茶がセットされる。
私はこれで充分美味しくいただくことができるのだ。
このセット、お腹も満足で120Rsとお徳です。
お洒落なカフェだったら、コーヒーが1杯200Rs以上するので、かなり差がありますね!

今日の朝食セット、120円です

■ ピックアップ
パラグライディングのピックアップがあるので、9時に準備してホテルの前で待つ。
フライト時に身に付けられるものは、ポーチ位のバックとカメラ程度だと聞いている。
特に持っていくものはないので、カメラだけ手にして参加することにした。
直ぐにピックアップの車がやってきたので乗り込む。
この後も、参加者のホテルを回ってピックアップを続ける。
車は一通りピックアップが終わった後、ポカラの町外れにあるパラグライディング主催会社にやって来た。
ここで説明があるかと思いきや、車の天井に機材が積まれた後、パイロットを含めた係員と共に車に乗り込んで出発になった。
車は細い山道を登っていく。
やがて道は未舗装の悪路になり、土埃の舞う状態の中をグングンと山を登る。
今回の参加者は5名だった。
私以外は全て中国人という、なんとも肩身の狭い状態だ。
車の中では、中国語が行行き交う状態だった。
その中の一人の女の子が私に話しかけてきた。「何処から?」
私は、数少ない話せる中国語の中から「私は日本人です」と返事する。
私の言葉は、なんとなく分かってもらえた。
最近中国人に対して、どうしても、これまでとは少し違った見方をしてしまっているのだが、そんなことではいけない。
ここは、お互い楽しく過ごせるようにしましょう!

機材を積み込んで出発だ

■ フライト場に到着
やがて車が止まると、参加者はフライト場に案内された。
そこはサランコットの頂上までは行かない斜面で、フェワ湖を見下ろす場所だった。
何かしらの説明があるかと思ったのだが、ここでも何も説明はなく待たされた。
すると、参加者の一人が呼ばれ、いきなり装備を体につけてもらっているではないか!
えっ、いきなり!
そうなのです、いきなり飛び立つようです。 ・・・大丈夫なのか!・・・
風に乗らなければいけないので、良い向かい風にならないと飛び立てないようだった。
他の人の様子を見て、実際の自分をイメージする。
そのうち私も呼ばれ、体に装備が付けられていく。
何箇所もベルトで止められる。
パラグライディング初体験の私は、パイロットが一緒に飛んでくれるタンデムというものです。
全てをパイロットがやってくれるので、私は何もする必要がありません。

大空を飛んでいます パラグライディングは人気のようです!
ヒマラヤの山をバックに飛ぶ! ここでしか見ることのできない風景
機材を装着して準備をしています さあ、離陸です! 「Go! Go! Go! Go!」

■ フライト
ヘルメットを被り、準備が整いました。
ここで、初めてパイロットからの説明があります。
それは・・・
「Go と言ったら思いっきり走るんだよ!」と言うのと、飛び立った後の座り方 ・・ それだけだった。
全て、ぶっつけ本番です。
さあ、いつでも飛び立てます! 
と言うことで、離陸に絶好の風を待っています。
5分ほど待って、パイロットの指示が飛んだ!  「Go!  Go!  Go!  Go!」
言われるがまま走り、訳が分からないまま、あっという間に空に舞いました。
シートに座り直すと、後はパイロットがコントロールする通り。
ゆっくり旋回したり、風に乗って高度を上下したりと、優雅に飛び回ります。
飛び立つ前は少し不安があったけど、いざ飛び立つと気持ちが良いものです。
地に足が着いていませんが、全く怖くはありません。
“ヒュ〜”という風を切る音が、心地よく聞こえます。
直ぐに景色を見る余裕もできて、写真も何枚か撮りました。
フェワ湖の上を飛んでいると、何処からか大きな鳥(トンビ?)が飛んできて、直ぐ横を一緒に飛んでくれました。
これには感動しました。 ちょっぴり鳥になった気分です!
と言うことで、30分程のフライトは、あっという間に終わってしまいました。
フェワ湖の外れにある着陸ポイントに向かって降りて行き、無事着地となりました。
これも良い思い出です。

この風景、なんともいえないです! 下方にも飛んでいます
私も気持ちよく飛んでま〜す! 自分のカメラでの撮影は自由にできます
鳥が一緒に飛んでくれたのには感動でした! 上空から眺める棚田風景
フェワ湖の上空に来ました 無事着地です

■ DVDを買う
着地地点で、参加者全員のフライトが終わるのを待って、車で主催会社のオフィスまで戻る。
パイロットが、フライト中のビデオや写真を撮ってくれている。
このデータをDVDに焼いて、販売しているのだ。
値段は、少々高くて1,700Rsだった。
当たり前だが、フライト中の自分の姿は、自分で写真にとることができない。
まぁ、家内に自慢しなきゃいけないので、買っておくことにした。

■ 歩いて帰る
この後は、ホテルまで送ってくれるのだが、私はブラブラとフェワ湖の湖畔を歩いて帰ることにした。
3年前にフェワ湖の湖畔を歩いた時のことが思い出される。
フェワ湖で釣りをしている子供や、洗濯をしている婦人、ボートに乗って遊んでいる人の様子を見ながら歩く。
フェワ湖に浮かぶバラヒ寺院へボートで行き交う風景も懐かしい。
ホテルの近くまでフェワ湖に沿って歩き、昼食にと一軒のレストランで昼食にした。
ガイドブック等を持って来ていないので、適当なレストランを選んだ。
オーダーしたのは、カレーとガーリックナン、それにブラックティーである。
お味はというと・・・     失敗でした!
カレーはチャプチャプのスープカレーで、ナンはペラペラでチャパティのようだった。
不味くはないのだが、とても美味しいとは言えなかった。
あ〜! スパイスが効いた美味しいインド風のカレーが食べたい!

フェワ湖で洗濯 フェワ湖に遊びに来ている家族
バラヒ寺院へ小船で向かう人たち アクセサリー売り場の前には女性がいっぱい

■ ロウソクの光で夕食
夕方になって停電となる。
この2日間、大体同じ時間に停電になっているようだ。
この停電の時間が、結構長いのだ。
昨日は2時間位停電が続いていたと思う。
この停電は、いつものことのようで、殆どのホテルやレストランでは、何時停電になっても良いように非常灯のような電気を備えていて、真っ暗にはならない。
停電中は、部屋の中の電気が1箇所程度しか点かないので、少し暗い状態である。
それならと、停電の時間を利用して夕食に出てみることにした。
夕食のメニューはカレーである。
昼食に物足りないカレーを食べて、今度は美味しいカレーが食べたくなったのだ。
今度はきちんとガイドブックで調べて向かった。
行ったのは、カレーが美味しいとの情報があった “The Lemon Tree” というレストランだ。
店内は停電中で明るくはないのだが、テーブルにはロウソクが置かれていて、食事するには問題がない。
まずはチキンカレーをチョイス。
それからナンだが、そのサイズを店員に聞くと、「この位かな?」と手でその大きさを教えてくれた。
おや! 以外に小さいようだ。
それならと、プレーンナンとバターナンを一つずつオーダーした。
それで・・・
出てきたのは私が思っていたサイズの2倍程もある大きさのナンだったのだ。
思わず 「どっひゃ〜」 と声が出てしまった。
オーダーしたものが、テーブルに並んだ時、とても食べきれないと感じた。
しかし、カレーもナンも美味しくて、自分でも驚くほど食が進み、結局全部食べてしまった。
やっぱり誰かが勧めている店は失敗が無いものだと感じた。

ロウソクの光の下で食べる夕食、美味しかった!

【旅程】
 終日ポカラ パラグライディング 他

【参考金額】
項目 金額 
 パラグライディング費用 (1フライト)  7,000Rs
 ホテル代 (HOTEL SAKURA)  1,170Rs

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