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Day 15
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10月29日(月) ポカラを後にしてカトマンドゥへ

■ 今日の予定
今日はポカラからカトマンドゥへの移動日である。
当初はバスでの移動を考えていたのだが、ホテルサクラのオーナーからの『今はダサインの期間中で、ひどい交通渋滞が予想されるので、飛行機で移動した方が良い』という言葉に左右された。
交通渋滞によって、どれだけの遅れが出るかは分からないが、デタラメでもなさそうだ。
そのような理由で、カトマンドゥへは飛行機を使うことにした。
フライト時間は昼の1時15分発である。
バスなら、早朝からほぼ1日かけての移動になるのだが、飛行機なら約30分の移動で済む。
だから、今日昼までポカラでゆっくりすることが出来るし、カトマンドゥに到着後もたくさんの時間が持てることになるだろう。

■ 朝の散歩
昨日1日をゆっくりと過ごしたので、トレッキングの疲れもすっかり取れて体も元通りだ。
朝の散歩をしたくなるほどの気分である。
そこで、朝食前の運動にと、朝の町を歩いてみることにした。
今朝も雲ひとつ無い天気で、ポカラの町からもヒマラヤの山々がよく見えている。
フェワ湖に沿って、朝の風景を楽しみながら、ゆっくりとダムサイドの方へと歩く。
北の方へ目を向けると、白いヒマラヤの山々がそこにある。
ポカラの町のいたるところから、山々を見ることができる。
また、見るポイントを少し変えるだけで、その姿も違って見える。
1時間半程の散歩を終えて、ホテル近くのレストランで朝食を摂る。
以下にポカラの町から見たヒマラヤの山を紹介しましょう。

朝の静かなフェワ湖 寒いのに朝から行水をしている人
フェワ湖に映るヒマラヤの山々を楽しめる 町のあちこちから、ヒマラヤを見ることができる

■ 空港へ
午前中は、ポカラの町でウインドショッピングを楽しみ、昼前にホテルへ戻った。
12時にホテルをチェックアウトする。
空港まではタクシーで行くつもりだが、ホテル前の道路にはタクシーを見かけなかったので、メイン道路まで歩いた。
レイクサイドのメイン道路まで出ると、いくらでもタクシーがつかまる。
タクシー代はカトマンドゥよりポカラの方が高く感じる。
レイクサイドから空港まで200Rsよりは安くしてくれなかった。
ポカラの空港までは、10分程で到着した。
空港入り口のゲートでタクシーに乗ったまま、航空券(Eチケット)を見せ、中へ入る。

■ 空港にて
タクシーを降りて、建物の中へ入るときもチケットを見せることになる。
カトマンドゥの空港と同じように、空港使用料(200Rs)を支払って証明証をもらう。
その証明証を持ってチェックインカウンターに行けば良い。
この後、自分の預け荷物が問題なくX線検査機を通過したことを見届けて搭乗ゲートへと進む。
搭乗ゲートへ入るには、男女別の入り口に並び、手荷物の検査を受けなければいけない。
カーテンで仕切られている検査室へ入り、バッグをテーブルの上に載せて、中に手を入れて検査される。
分からない物があれば質問される。
私の場合、「これは?」 ・・ 「カメラです」、「これは?」 ・・ 「携帯電話です」、「これは」 ・・ 「サングラスです」と言う感じである。
手荷物に問題がなければ、ボディチェックである。
ボディチェックがあるので、男女別になっているのだろう。
体の上からしっかり探られる。
今日の検査官は、私の一物の上からもしっかりと押さえて調べていた。
「いや〜ん、そこには、殺傷能力の極めて低いマグナムを隠してあるのだから・・・」
検査官は、このマグナムは使い物にならないと判断したのか分からないが、検査は無事終わった。
ゲートへ入って、大人しく出発を待つ。

しかし、こんな手続きをしているところは少ないだろう。
私はネパールの国内線を利用するのが始めてではないので驚かなかったが、初めて利用する場合は少し驚くと思われる。

搭乗ゲートで出発を待つ

■ 小型飛行機
今日の飛行機は、Guna Airlines なのだが、遅れているのか出発時刻になっても駐機場にはそれらしき飛行機の姿はなかった。
出発時刻を少し過ぎた頃に、それらしき飛行機が着陸し、駐機場に停まった。
カトマンドウからの乗客を降ろした後、ようやく搭乗となる。
今日の飛行機は18人乗りの小型のもので、カトマンドウから乗った飛行機に比べても大分と小さい。
通路も狭く、乗り込む際は屈まないといけない。
まともに通路に立てば、肩が天井に当たる高さなのだ。
カトマンドゥへと向かう今日のフライトでは左側の席からヒマラヤが見えるはずだ。
席は自由席なので、素早く乗車して、左側の席を確保した。
後部座席に座っていても、一番前のコックピットまでよく見えている。
飛行機が飛び立つ前に、脱脂綿と飴玉が配られた。
脱脂綿は、エンジンの音がうるさいので、耳に詰めるためのものである。(私は使わない)
私は何故だか、この小型飛行機が好きだ。
飛び立つときの、なんとも言えない不安定感、小回りが利く動き、特に旋回する時の機体の傾きが良い。
そんな小型の飛行機はフラフラしながら滑走しポカラ空港を飛び立った。

Guna Aitlines の小型飛行機 脱脂綿を配っています

■ カトマンドゥへ
ポカラの空港を飛び立つと、一気に旋回してカトマンドゥへと向かう。
今日はヒマラヤの山々がよく見えているのだが、飛行機が年季の入ったもので、窓の小傷が多くて、クリアな視界ではなかった。
30分程のフライトなので、当然のことながら機内食は出ないのだが、おつまみや水のサービスがあった。
短い時間のフライトを終え、飛行機は、どんよりと霞んだカトマンドゥの空港へ到着した。
着陸時に機内アナウンスがあるが、エンジン音にかき消されて何も聞こえない。
到着後、飛行機を降りて、近くに停まっているバスに乗り込む。
同時に預け荷物が飛行機から降ろされ、台車に積まれていく。
20名足らずの乗客である。荷物の量も知れている。
そうして、乗車したバスの後ろに、この台車がけん引されて到着エリアまで移動するのだ。
凄くシンプルで分かりやすい。
バスに乗って連れて行かれるのは、到着フロアではなく、空港建物の外だった。
バスから降りて、預け荷物を受け取って、出口へ向かう。

窓からの眺めはそんなにクリアーじゃなかった 操縦席が丸見えです

■ タメルへ
空港からタメルまで行くには、一般的にタクシーになるだろう。
しかし、空港でタクシーをお願いすると割高である。
駐車場まで歩いて行く間にチケットカウンターがあるのだが、ここでは700Rsはするだろう。 (タメルから空港までなら300Rsで行ってくれる)
そこで、今回はここではチケットを買わなかった。
そのままタクシーがいる駐車場へ向かうと、当然のようにタクシーから声が掛かる。
タクシーのオヤジは、初め700Rsの価格を提示してきた。
「高いよ! 300Rs で行ってよ!」と言うと、相手にもしてくれない。
そこで、駐車場の出口の方へ向かって歩きだした。
すると、「それじゃ600Rsでどうだ!」から始まって、500Rsまで下がってきた。
まだまだ、ということで、さらに駐車場の出口の方へと歩く。
出口に向かう程安くなるようだ。  ということで、本当に出口のところまできてしまった。
ここで最終の価格交渉を始める。
タメルまでシェアなら300Rsという価格まで交渉ができた。
オヤジは、「シェアの相手が現れるまで、待ってろ」と言う。
何時現れるのか分からないシェアの相手を待つのは嫌だったので、「シェアの相手を待つのは5分だけだよ、5分経って現れなければ、1人で乗せてくれ」と言ってみた。
すると、「分かった、それなら一人で乗って350Rsで行ってやる」とのことだった。
きっと少しくらい待っても、シェアする人は現れないのだろう。
まあそれなら仕方がないと、その値段で行ってもらうことにした。

■ 今日のホテル
向かったのは、タメルにあるホテルピークポイントである。
初日に泊まったフジホテルの裏手の目立たない場所にあるホテルだ。
タクシーのオヤジは場所を知らなかったので、私が道案内をした。
ホテルは、初日に直接出向いて予約してあったので、そのままチェックインができた。

今日の宿である HOTEL PEAK POINT 部屋はまあこんなもの、悪くはない

【旅程】
 ホテル −(タクシー)− ポカラ空港 −(Guna Air : GNA056)− カトマンドゥ − (タクシー) − タメルのホテル
 12:00出発           13:15発                13:50着

【参考金額】
項目 金額 
 タクシー代 (ホテル 〜 ポカラ空港)  200Rs
 国内線空港使用料(ポカラ空港にて)  200Rs
 飛行機代 (ポカラ〜カトマンドゥ、 HOTEL SAKURA で手配)  US$80
 タクシー代 (カトマンドウ・トリブバン空港〜タメルのホテル)  350Rs
 ホテル代 HOTEL PEAK POINT (朝食付き)  1,530Rs

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