10月30日(火) 帰りも昆明で一泊する
■ 今日の予定
ホテル1階のレストランで朝食を摂る。
今日泊まっているホテルは朝食付である。
朝食セットメニューから好きなものを選べた。
今日はカトマンドゥから午後の飛行機に乗り、中国の昆明までの移動である。
帰りも昆明で一泊することになるのだ。
カトマンドゥ出発は夕方の便なので、午前中はカトマンドウで過ごすことができる。
昆明空港には9時15分到着なので、今夜は寝るだけになるだろう。
■ ダルバール広場まで散歩
朝の時間、この町の散歩は楽しい。
タメルから細い路地をさ迷いながらダルバール広場まで歩くのが私のお気に入りなのである。
特に朝のチョークには露店が多く並び、買い物をする人などで賑わっている。
ダルバール広場のチケット売り場で止められたが、初日に再入場が出来るパスを作っていた。
|
|
タメルからダルバール広場へと続く細い路地 |
近くの村から自分の家で採れた野菜を売りに来ているのでしょう |
|
|
チョークに朝早くから店を出す人が多い |
朝に多く見かけるのは、野菜を売る人たち |
|
|
朝から賑わう寺院やチョーク |
朝から賑わうカーラ・バイラヴ |
|
|
火を供えて神様にお参りする |
マニ車を回す人 |
|
|
朝からたくさんの人が、神様にお祈りをする |
神様の使いである牛と鳩 |
|
|
ナサル・チョークは旧王宮の中心である |
ナサル・チョークにあるパンチャ・ムクヒ・ハヌマン寺院 |
■ サドゥ
顔に派手なペイントをして、旅行者を見つけると、ニコッと笑って近付いてくるサドゥのおじさん。
実際サドゥなのかは不明なのだが、幾らかのお金をもらうために観光客に写真を撮ってもらっているのだ。
『そんなものでお金が稼げるのだったら・・・』 と言うことで、このような人が多いのです。
果たして、幾ら要求されるのだろう?
「写真撮ってあげるよ!」 とカメラを向ければ、ポーズを付けてくれる。
数枚の写真を撮ると、このおじさんが 「イッパイルピー、イッパイルピー」 と言ってきた。
“イッパイルピー” ・・・ “一杯ルピーをくれ” って言ってるのか?
いえいえ、これは一杯ルピーをくれと言っているわけではありません。
“イッパイ” とは、中国語で “100” のことなのです。
だからこの場合、“100ルピーちょうだい” と言っているのです。
写真を撮っただけで100Rs(100円)なんて、なんとも無茶な要求である。
しかも、私のことを完全に中国人だと思っているし・・・・
残念だが、おじさんの要求には添えない。 ここは10Rsでガマンしてちょうだい。
勿論一言添えてね ・・・・ 「はい、一杯ルピーね!」
|
|
夫婦でやってます |
こんな人があちこちにいます |
|
|
ピースじゃないのでは? |
イッパイルピー ちょうだい! |
■ ガイドが一杯
ダルバール広場を歩いていると、何人もの “自称ガイド” が声を掛けてくる。
上手な日本語で話しかけてくる人は、殆どがその類である。
「ネパールは始めてですか?」 等と声を掛けられると、初めから 「ガイドなら要らないよ!」 と言い返す。
彼らも必死で、とにかく少しでもチャンスはほしい。
「私はガイドじゃありません。 私はAKBの○○ちゃんが好きなんです」 とか、わけの分からないことを言い出す。
「それで・・・」 と言うと・・・ 最終的には 「ガイドは要りませんか?」 になってしまうのだ。
まあ、こんなやり取りもネパールなら面白いのです。
“一度食いついたら離さない” という国と違って、きっぱり断ればそれ以上何も言ってきません。
■ 再会
ダルバール広場を観光中に、声を掛けてくる青年がいた。
どうせインチキガイドが、『ガイドは必要ないですか?』 と声を掛けてきていると思っていた。
彼は 「ほら、僕ですよ! ポカラで・・・」 と言っている。
やっと思い出した。
パラグライディングのとき一緒だった、シンガポール在住の中国人青年だったのである。
彼は、私のパラグライディングの様子を写真に撮っていたらしく、そのとき撮った携帯に入っている写真を見せてくれた。
旅していると、こんな具合に再会することもあるのですね。
■ 昼食
一旦ホテルへ戻って、帰国の準備をする。
シャワーをして、服は帰国用の服に着替え、パッキングを済ませてチェックアウトする。
トレッキング用品があるので、結構な荷物だ。
空港へ行くには、まだ早い時間だったので、荷物は一旦ホテルに預けておくことにした。
タメルで昼食を済ませてから空港へ行こうと思っている。
1時半頃にタメルを出発すれば良いだろう。
ガイドブックに載っているカフェ等で、まだ行っていない店を見つけて行くことにした。
このように、ネパールを訪れる度に色々な店へ行っている。
ガイドブックで紹介されている近場のレストランは、かなり多く行ったことになるだろう。
それでも、まだまだ多くの美味しそうなレストランもありそうです。
■ 空港へ
タメルで昼食を摂った後、一旦ホテルへ戻る。
ホテルへ戻る途中、タクシーを拾って、空港までの価格交渉をする。
空港まで300Rsで行ってもらうことにして、荷物はホテルにあるからと、先ずホテルへ行ってもらう。
ホテルに預けておいた荷物を受け取り、タクシーに乗って空港へと向かう。
空港へは2時前に到着した。
■ 空港にて
先ず、空港の建物の中へ入るのに、長い列が出来ていて、この列に並ばなければいけない。
空港の建物の中へ入るのに“Check in-A”と“Check in-B”の2つの入り口があった。
航空会社別になっているようなのだが、表示案内は全くない。
私が並んだ入り口が、たまたま合っていたのでそのまま中へ入れたが、せっかく長い列に並んだ挙句、「あっちのゲートへ行ってください」と指示を受ける人も多くいた。
20分程並んで、やっと荷物のX線検査を終えて、チェックインカウンターへ行く。
チェックインは人も少なくて、すんなりと終わった。
今度は、イミグレーションで出国審査である。
ここでも、またまた長い列が出来ていて、20分程並んだ。
この出国審査が終わったら、手荷物検査の列が待っている。
ここでは男女別に並び、手荷物とボディーチェックがあって、やはり20分程かかった。
余裕を持って空港に来ても、出発ゲートまでたどり着くのに1時間以上も掛かってしまった。
でも、以前は全員手荷物の中を広げてチェックしていたのだが、今回はX線でのチェックだけだった。
■ 昆明まで
昆明行きの飛行機は、中国東方航空の便なので、殆どの乗客が中国人である。
見た感じでは、90%以上の乗客が中国人だと思われる。
隣の席の人も、その隣の人も中国人である。
少し肩身が狭く感じる。
空港のチェックインカウンターで、座席に関して、窓側・通路側の希望を聞かれなかったので、こちらもついつい希望を伝えるのを忘れてしまった。
空いていれば通路側の席をお願いするのだが、今回は伝えなかったので窓側の席(3列+3列のシート)になった。
日本人なら、内側の人が席を立つときは、通路に出やすいように席を立ってくれるのが一般的だ。
しかし、他のアジアの国々では席を立ってくれることが少ないのだ。
ただ足を少し引っ込めてくれるだけなのだ。
そのため、座っている人の膝と前のシートの狭い間を四苦八苦して通らないといけなくなる。
トイレに行こうと席を立った時、今日も例外ではなく、席を立ってくれなかった。
窓側に座っている私は、2人分の膝の前を通り通路に出なければいけない。
こちらが四苦八苦して通っているのに、席を立ってくれないので、少し意地悪して足を引っ掛けたり、踏んでやった。
そうしたら、足を踏まれるのが嫌だったようで、トイレから戻ってきたときは、席を立ってくれた。
そうそう、それでいいんですよ! こういう時は譲り合いの気持ちです。
覚えておきましょうね!
■ 昆明鉄道駅を目指す
昆明空港には9時過ぎに到着となった。
入国審査を終えて、預け荷物を受け取って出口を出ると10時前になっていた。
昆明の新空港の近くには適当なホテルがないことが分かったので、今日は昆明市街のホテルにしようと考えている。
到着は夜なのだが、日付が変わるほども遅くないだろうと、ホテルは予約してきていない。
とりあえずは、昆明鉄道駅を目指そうと思う。
メモ用紙に“機場快線 昆明站”と書いて、係員に尋ね昆明駅行きのリムジンバスを探す。
バス乗り場は、空港の端から端まで歩かなければいけなかった。
チケット売り場で乗車券を買って、バスに乗り込む。
10時発だったので、殆ど待ち時間なしで出発した。
バスは30分毎に出ているようだった。
夜の10時を過ぎた道路は空いていて、40分程で昆明鉄道駅に到着した。
しかし、鉄道駅は見えているとは言え、バスが止まった位置からはかなり歩かなければいけなかった。
■ 今日のホテル
先ほど書いたように、今日のホテルは予約してきていない。
まだこの時間なら、飛び込みでも問題ないだろうと考えていたからだ。
向かったのは、昆明駅の直ぐ横に建つ、“昆明鉄路大夏”というビジネスホテルだ。
以前、昆明を旅したとき一度泊まったことを覚えていたのである。
ホテルへ入ると、ロビーのカウンターに女性従業員が一人だけ座っていた。
早速、「空き部屋はありますか?」 と聞いてみると、この女性は “あご” で値段表を指し示した。
まさしく『それを見ろ!』 って感じである。
その態度にも腹がたったが、価格表を見て驚いた。
2年前に泊まったとき、108元だった値段は、158元になっていたのだ。
なんと、1.5倍の価格には驚きだった。
とは言っても、この時間から他のホテルを探す気力もなく、嫌々ではあるが、ここに泊まることにした。
しかし、サービス業なのだから、もう少し丁寧に対応して欲しい。
以前泊まったときは、こんなじゃなかったのに・・・
夜遅くのチェックインだから? それとも私が日本人だから?
|
昆明鉄路大夏の部屋:部屋は悪くないのだが・・・・ |
【旅程】
ホテル −(タクシー)− トリブヴァン空港 −(中国東方航空・MU758)− 昆明長水空港 −(リムジンバス)− 昆明鉄道駅
13:30出発 16:05発 21:15着 22:00発 22:40 |
【参考金額】
項目 |
金額 |
タクシー代 (ホテル 〜 トリブヴァン空港) |
300Rs |
リムジンバス (昆明長水空港 〜 昆明鉄道駅) |
25元 |
ホテル代 昆明鉄路大夏 |
158元 |