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2日目
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1月24日(水) 初日は市内散策から

■ 朝食は屋台のフォー
宿泊しているホテルは朝食が付いていない。
朝食を摂るためホテルを出る。
朝の時間は、道を歩くとフォーの屋台があちこちにある。
適当な屋台を見つけ、背の低いプラスチックの椅子に腰掛る。
麺の種類や具材は指差しで伝えておく。
間もなく出来上がったフォーと一緒に、中に入れる野菜や薬味が出てくる。
これが、初の本場のフォーだ。
スープを一口啜って味見。
感覚で少し薬味を入れてみる。
美味しいのだが、期待が大きかったせいか感動する味ではなかった。
まあこんなもんだろう。

■ 朝の散歩
今日は特に行く場所を決めていないが、適当に市街を歩いてみることにする。
ファングーラオ通りに出、ベンタイン市場の前を通りレロイ通り、グエンフエ通りを歩いてみる。
これらの通りはとても広く、交通量も多い。
特にベンタイン市場の前の道路は信号もなく、始めは道を渡るのに少し勇気がいった。
これは慣れで、初めは渡る人の後をついていけば良い。
そのうち要領が分かってくる。
その後、サイゴン川まで歩き、川に沿って北上する。
桟橋が所々にあり、今の時間営業しているのは渡し舟だけのようだった。
驚いたのは、ジュースの自動販売機があったことだ。
通りを歩いていると、時々シクロのおじさんや、バイタクのお兄さんから声が掛かる。
でも、そんなにしつこくは誘ってこない。
「要らないよ」という仕草で殆どの人はそれ以上何も言ってこない。
思っていたほどではない。少し肩透かしをくらった。

バイクの多さに圧倒される 道路を渡るには、ちょっとしたコツがいる
サイゴン川 サイゴン川を行きかう渡し舟
街中で見つけたジュースの自動販売機 ベトナムの英雄チャンフンダオ像とその周辺

■ 中央郵便局
ドンコイ通りを抜けたところに建つ中央郵便局へやってきた。
この建物は19世紀末のフランス統治時代に建てられたもので、一見すると鉄道駅のようだ。
内部天井はアーチ状をしている。クラシックなデザインで、どこか落ち着く。
あらかじめ町で買っていた絵葉書に切手を貼って投函しておく。

中央郵便局外観 繊細なデザインや飾りが綺麗
中央郵便局内部の様子 クラシックなデザインはどこか落ち着く

■ 聖マリア教会
中央郵便局の目の前にある聖マリア教会。
この教会も中央郵便局と同じくフランス統治時代に建てられたものだ。
ミサが行われていなかったので、ガランとしていた。
普段教会に入ることはないので、雰囲気を味わうため、席に座ってしばらく時を過ごす。

聖マリア教会 教会の内部

■ バイクタクシー
統一会堂へやってきたが、昼間は閉まっていた。
1時半にならないと入れないといわれた。
近くにある戦争証跡博物館も同様に昼は閉館しているようなので、目的場所がなくなる。
旨いタイミングでバイクタクシーから声がかかる。
1時間4$で市内を観光するとのこと。
相場も分からず、1時間3$にしてもらい、チョロン方面へ行ってもらうことにする。
バイクが溢れかえる道をバイクに乗って走るのも面白い。
車と車の間を抜けていくときはヒヤッとする。
でもスピードを出さないのでそんなに怖くはなかった。

◇後で分かったこと◇
このときは、相場を知らなかったが、1時間2$が相場らしいので、少し高かったことになる。
また、観光客が集まるスポットで待ち構えているバイタクやシクロにまともなヤツはいない。
特に日本語で話しかけてくるヤツは要注意なのだ。
利用したいなら、こちらから声を掛ける方がよいだろう。

■ 天后宮
最初にやってきたのは天后宮(ティエンハウ廟)である。
ベトナムでは古い中国様式の寺だ。
航海安全の守り神である
天后聖母が祭られている。
中に入ると線香の煙で靄がかかったようになっていて、煙が目にしみて痛いほどだ。
熱心な華僑がお参りに来ていた。
天井からぶら下がっている大きな渦巻状の線香は、燃え尽きるのに1ヶ月かかるそうだ。

天后宮 天井からぶら下がる線香

■ ビンタイ市場
次にやってきたのは、ビンタイ市場だ。
ここはチョロンで最大の中央市場である。
市場の周辺にも数多くの店があり、多くの人で賑わっている。
小売と言うより、卸がメインの市場であり、大きな荷物を運ぶ人たちが引っ切り無しに通る。
ここでは買いたいものもなく、見学するだけ。
所狭しと積み上げてある商品の間を迷路を進むように見てまわる。

ビンタイ市場の入り口付近 多くの人で賑わう市場

■ ヤックラム寺
市場の雰囲気を味わった後は、覚林寺(ヤックラム寺)へ寄った。
ここはホーチミン市最古のベトナム仏教寺院である。
さすがにベトナム寺院だけあって、中に入ると寄付をしきりに要請してくる。
この寺は、見るところも殆どなく、ひとまわりしただけで寺を出る。
その後、ベンタイン市場へ送ってもらいバイクタクシーを降りる。
ここまでで2時間かかったので6$だ。
こんな利用の仕方だと結構高くつくと思った。

寺の門 境内に鎮座する仏像

■ ベンタイン市場
べトナム市内観光の定番のベンタイン市場は大きい。
食料品から、衣類やおみやげ物まで何でも売っている。
歩いていると店員が日本語で声をかけてくる。
いかに日本人が多く来ているかがわかる。
屋台もあり、小腹が空いても問題ない。
疲れたら、チェーの店で甘くて冷たいチェーを食べればよい。
買い物好きの女の子には1日中遊べる場所かもしれない。

市場の雰囲気は分かったので、一旦外へ出て遅い昼食にする。
ベトナム料理のチェーン店で有名なフォー24という店へ入り昼食にした。
この店は清潔で旅行者向きの店だ。でも、屋台に比べれば値段は高い。
『屋台ではちょっと・・・』という人にはもってこいの店だと思う。

ベンタイン市場 ベンタイン市場前のロータリー

■ 明日のツアーを探そう
サイゴン近郊のツアーを探すため、データム通りにあるTNKツアーという旅行会社へ行ってみた。
この旅行会社は日本人が常駐し、日本語ツアーも扱っている。
手軽な日本語のツアーを探すが、あったのはメコンデルタツアーだけだった。
複数人数集まれば他のツアーもあるらしいが、1人の参加では難しいと言われる。
選択肢がないので、やむなく明日のメコンデルタツアーを申し込んだ。
日本人ガイド付のツアー(昼食付き)で17$は、比較的安いと思う。


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