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3日目
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1月25日(木) メコンクルーズ1日ツアー:ミトー編

■ 今日のツアー
今日は、メコンクルーズツアーに参加する。
日本語ツアーで、昨日予約しておいた。8時前にツアー会社に集合だ。
今日のツアー参加者は全部で9名、当然全員日本人である。
4人の年配グループと、2人の女性、後は1人参加の男性が3名だった。
マイクロバスのため、少々狭くて窮屈だ。
ガイドは日本人女性だったが、このガイドは新人で今日がデビューの日だと言っていた。
カンペを用意して読み上げている。
かなり頼りないが、安いツアーと諦める。
正月前後の旅行者が多いときは、日本人ガイドが足りなくなるようだ。
このときは、日本語が少しだけ話せるベトナム人も臨時ガイドになるようだ。
こんなツアーにあたると、それこそ何を言っているのか分からない時もあるらしい。
それに比べれば、今回のガイドは日本人だから、まだましかもしれない。

■ ミトーへ到着
バスは、2時間程走りミトーへ到着した。
ここで中型のボートに乗り換える。
船はしばらくメコン川を進んだ後、1つの島へ到着した。
船を降りて休憩タイム。ここでフルーツが出される。
このあたりの特産品は竜眼という果物だ。
しかし、出されたものは、パイン、バナナ、ジャックフルーツ等で竜眼は出てこなかった。
島は、特に見るところはなにもなかった。

このような船で移動する メコンデルタの観光客は多い

■ 手漕ぎボート
ここで、手漕ぎボートに乗り、ジャングルのような水路を進む。
木でできた小さな船で、4人の乗客に2人の漕ぎ手となる。
前で一生懸命漕いでいるのはたくましいお母さんだ。
水路は迷路のように縦横無尽に入り組んでいる。
水路の両脇には水椰子が茂っている。
エンジン音もないので、のどかで、ほっとする。
ベトナムの女性は本当によく働く。
男の人のさぼっている姿はよく見かけるが、女性は一生懸命仕事をしている。
見かけは亭主関白だが、実際には主導権が奥さんの方にあり、旦那さんは奥さんの尻に敷かれているそうである。

定員4人の小さな手漕ぎボートに乗る 水椰子の茂る水路を進む

■ おしん
ベトナムの男性に聞くと、『嫁さんにするなら日本の女性が理想』と言う人が多いそうだ。
モテモテだよ、日本人女性!
日本の古いドラマで『おしん』というのがあった。
このドラマがベトナム語でテレビ放映され大ヒットした。
テレビ放映されたときは、空前の視聴率だったらしい。
ベトナム人で『おしん』を知らない人はほとんどいないということだ。
そうして、『おしん=日本の女性』 という、とんでもない勘違いが浸透していった。
これを真に受けて日本人女性に近づいた男性、もてていると喜んでいる日本人女性。
どちらにも悲劇が待ち受けているとは知る由もない。

■ ココナツ・キャンディー工場
エンジンボートに乗りかえやってきたのはココナツ・キャンディー工場。
工場? ではない。 
ここでは、ココナツ・キャンディーの製造工程を見学する。
削って、煮て、こねて、切って、包装・・・ なるほど。
出来たてのあったかいキャンディーを試食できる。
歯にくっついて食べにくいが、甘くて美味しい。
当然、「買って!買って!」と言ってくる。

ココナツから絞ったものを煮詰めている 飴作りは全て手作業だ

■ 蜂蜜農園
またまたボートに乗り、今度は蜂蜜農園へ到着した。
ここで、蜂蜜入りのお茶をご馳走される。
島の中を見ても殆ど花を見かけない。何の花の蜜だろうか?
この農園には、大きな蛇がいて、首に巻いて写真を撮ってくれる。
農園に見所がないので、蛇で客を釣っているのだろう。
当然、蜂蜜を「買って!買って!」と言ってくる。

■ トータスアイランドにて昼食
さらにボートに乗りトータスアイランドへやってきた。
島に上陸し、昼食ということだ。
メインは、エレファントフィッシュだ。
この魚料理は以前テレビで見たことがある。
ヒレの形がゾウの耳に似ていることからこのような名前がついたらしい。
この料理は、この辺りでしか食べられないということだ。
「本当にこのあたりだけでしか食べられないのか?」と聞いたら、自信を持って「そうです」と言っていた。
でも、後日スーパーマーケットで、エレファントフィッシュの調理済みのものを見かけた。
案外どこでも食べることができるのかもしれない。
エレファントフィッシュは身をほぐし、ライスペーパーに野菜と一緒に巻いて食べる。
魚の身だけだとあまり美味しくないが、このようにして食べると結構いける。
その他、数点のベトナム料理が出されて、お腹が満たされる。
この島も特に見るところもなく、食事をしただけという感じだった。
隣のテーブルでビールを飲んでいたのはエンジンボートの船頭のようだ。
既に4本の缶ビールを空にしている。
ボートの場合は飲酒運転で捕まらないの?

川でよく見かける船 ワニ避けのため、船の先端には大きな目がペイントされている

■ ツアー終了
食事の後はボートに乗り、元来た船着場まで戻ることになる。
これで、メコン川クルーズは終了だ。
バスに乗り込みホーチミン市内へ戻る。
クラクションを鳴らしバイクを蹴散らしながら猛スピードで市内に向かう。
市内へ着く頃は、バイクの通勤ラッシュアワー。
道はバイクで溢れ、見ているだけで目まいがおこりそうになる。
5時半には、ツアー会社に到着し解散となった。

■ リベンジ、メコンデルタ
今日のツアーは、もうひとつ物足りなかった。
メコン川の水上市場の様子が見られると期待していたのだが、期待外れ。
船に乗った印象しか残っていない。
他に何か面白いツアーがないか見てみよう。
ベトナムで有名な旅行会社シンカフェを覗いてみた。
資料を見て、メコンデルタツアーを予約する。
このツアーは、ミトーの更に先であるカイベー地区をまわるもの。水上マーケットも見られるようだ。
但し、英語のツアーしかない。
1日フルに観光して、昼食付きでUS$8という安さだ。
8$で1日楽しませてもらえるなら、少々ガイドの内容が理解できなくても良しとしよう。


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