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6日目
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1月28日(日) カオダイ教とクチトンネル

■ 今日のツアー
今日は、カオダイ教とクチトンネルに行く1日ツアーに参加する。
8時にシンカフェに集合なので、仕度をして集合場所に向かう。
シンカフェ前には、今日も大勢の人が集まり、自分のツアーバスに乗り込み出発していく。
待っていると、自分たちのツアーバスが到着した。
大型バスは、ほぼ満員状態で出発した。
参加している人は韓国人が大半だった。
日本人は私以外に仕事でホーチミンに在住したばかりの男性が1人。
今日は日曜日で会社が休みのため、このツアーに参加したとのことだった。
日本人同士、話をして到着までの時間を過ごすことになった。

■ 工芸品作りの見学
目的地へ向かう途中、休憩を兼ねて、工芸品作りの工房へ寄った。
街でお土産物として売っている工芸品が制作される工程を見学する。
基本的に全て手作業だ。
あらためて大変な工程を経て出来上がっていることを実感した。
完成品を販売する店も併設されていたが、値段を見てびっくり、街中の4倍から5倍もの価格だった。

見ていても細かい作業である いくつもの工程を経て出来上がる作品
貝の象嵌を作っている 完成した象嵌作品

■ カオダイ教
ホーチミンから3時間かけてやってきたのは、タイニンという場所にあるカオダイ教である。
カオダイ教は200万人の信者がある大きな新興宗教で、ここが総本山になっている。
しかし、この寺はド派手である。カラフルである。
よくもまあ、こんなにハデにしたものだと感心させられるほどだ。
12時に礼拝が行われるため、これに合わせて多くの旅行者が集まっている。
靴を脱いで寺院に入り、見てまわる。
旅行者が見学できるのは外周部のみで、中へ入ってはいけない。
拝礼の時間になると、旅行者は1階の礼拝場から追い出され、2階から見学することになる。
長時間見ているものではないので、適当に寺院を出た。
この寺院は、ホーチミンから3時間もかけて見に来る価値はないように感じた。
それなのに、多くのツアー客が訪れているのは、よほど他に見るところがないのだろう。

内部の様子(この中心部は入ってはいけない) 柱の飾り
礼拝が始まるのを待っている僧 巨大な球体の中心には「天眼」が描かれている
カオダイ教本堂 玄関部分
きちんと整列し礼拝する信者 高僧は色付きの衣装か?

■ 証拠写真
寺院の中は神聖な場所だ。
一般の人が入ってはいけない場所がある。
韓国人の若いグループがルールを無視して中へ入っては叱られている。
何回注意されても同じような行動ばかりしていて嫌な顔をされていた。
韓国の人は、本当に写真撮影が好きのようだ。
しかも風景写真よりも、自分が映っている写真を撮りたがるようだ。
いわゆる、証拠写真というもので、後で「こんなところへ行ったんだよ」と言って自慢する写真だ。
『写真撮影もいいのだが、人に迷惑かけちゃいけないよ!』

■ 昼食
カオダイ教の見学を終えて食事になる。
寺から少し離れた食堂でバスを停め、昼食タイム。
今日のツアーは昼食が含まれていない。
まあ、ツアー代が5$なので、食事付を望むのは無理だ。

このツアー価格に見合った、リーズナブルな価格の食堂だった。

■ クチトンネル
午後に向かうのは、クチトンネルだ。
サイゴン方面へ帰る途中にあるので、途中で立ち寄る形だ。
地理的には、サイゴンと、カオダイ教のあるタイニンの中間にクチがある。
お腹が満たされているので、バスの中はみんなウトウト状態だ。
目が覚めた頃、クチに到着となった。
クチトンネルの入場料はツアー代に含まれておらず、別途必要になる。
クチトンネルの入場料金は70,000ドン。物価水準からすれば高い入場料である。
今日のツアー代とそんなに変わらない額だ。

最初にクチトンネルの説明がある。
戦争中どのように戦ったのか等の説明ビデオを見る。
その後、小道を歩きながら、再現された戦争当時の状況等を見て歩く。
多くのトンネルが地下を走っていて、今も当事のまま保存されている。
トンネルの出入り口は思ったより小さかった。
中へ入って蓋をすれば出入り口が分からなくなる状況の実演等を見る。
戦争当時の罠の再現や放棄された戦車も見ることが出来た。
最後に、実際にトンネルの中を潜り、当時の状況を体験する。
トンネル内はすごく狭く天井が低いために、座り歩きをしないと進めない。
この状態で歩くのは厳しい。筋肉痛になりそうだ。
さらに、明かりがない真っ暗な状況になると、勝手が分かっていないと進めない。
ベトナム人は元々体が小さいので素早く移動が出来たらしいが、アメリカ兵は大きくてトンネル内では不利だったことがよくわかる。

こんな小さな穴でも出入りできる 穴の底には針の山、落ちたことを考えると...
煙が外へ出ないように工夫された調理場 実際に使用された砲弾類
トンネル内へ入ってみる 内部の様子(実際は真っ暗)

■ ツアーを終えて
クチトンネルの見学を終えると、このツアーは終わりだ。
ホーチミン市内まで1時間半かけて戻ることになる。
このツアーの場合、あえて値段の高い日本語ツアーに参加する意味はないように感じた。
私は、英語が苦手なのでガイドの説明はあまり理解できていないが、ガイドブックに書かれている情報で充分だ。

これまで3回のツアーに参加し、ホーチミンから日帰りで行ける主な所は全て行ってみた。
しかし、どれをとってもこれといった見所がない。あまり楽しめないのだ。
北部のハノイから、中部にかけての方が楽しめそうな気がする。
にもかかわらず、ホーチミンは旅行先として人気が高いのは何故なのだろう?

残りの4日間の過ごし方を考えると、別の場所へ行かないと楽しめないだろう。
とりあえず、明日1日だけは、ホーチミン市内を観光し、その後ファンテットやムイネーに行く方向で検討しようと思う。


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