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7日目
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1月29日(月) 戦争の愚かさを実感

■ 今日の予定
今日は1日市内観光をするつもりだ。
ホーチミンの町で、まだ行っていない場所も少しある。
先日歩いたサイゴン川の対岸には何があるのだろう?
行けるなら、 渡し舟で行ってみようと思う。
チョロンも、もう一度行ってみたいと思っている。
無理をせず行ける範囲でゆっくり回ってみようと思う。

■ ヤンシン市場
ホテルを出て、ヤンシン市場へ向かう。
泊まっているホテルからは比較的近くにあるので、すぐに着く。
ヤンシン市場は、ミリタリーグッズを売る店が多くあることで有名だ。
とくにミリタリーグッズが好きなわけでもないが、面白いものが見つかるかもしれない。
でも、売っているものに古いものはほとんどなく、最近作られたものばかりだった。
店内はどこも薄暗く、賑わっている雰囲気ではない。
残念ながら、お土産になるようなものは見つからなかった。
市場周辺には、工具や部品を売る店も多く並んでいた。

■ フンソントゥ寺
ヤンシン市場の近くにあるフンソントゥ寺へ寄ってみた。
町の中の小さな寺と言う感じだ。
訪れる人もなく、ひっそりとしていた。

ひっそりと建つフンソントゥ寺 寺の入り口

■ ホーおじさん記念館は休館
運河を渡り、4区にあるホーおじさん記念館へ行ってみることにする。
ベンゲー運河付近は大掛かりな工事の真最中で、運河の水もなかった。
地図を頼りに歩いているが、この近辺はどこも工事が行われていて、地図が参考にならない。
途中で人に教えてもらいながら、記念館へ向かう。
やっと見つかり、入り口を発見したが、門が閉まっている。
なんと今日は(月曜日)閉館だった。
前もって調べてくれば良かったと後悔する。
外観だけみて記念館を後にした。

■ 渡し舟
サイゴン川沿いに歩き、渡し舟の乗り場に到着した。
先日、この辺りを散歩しているとき、渡し舟が運行しているのを見つけていた。
この渡し舟に乗って対岸まで行って見ようと思う。
地図でみると、対岸は2区と書いてあるだけで、何も情報が載っていない。
とりあえず向こう岸まで行ってみよう。
乗り場付近へ行くとゲートがあって、多くのバイクが通っていた。
バイクに混じり、切符を買って乗り場へ向かう。
渡し舟の料金は500ドン(約4円)だった。
船に乗り込むと、船上は車とバイクで溢れそうなほど一杯だった。
眺めの良い2階へ上がってみると、こちらはガラ空きだった。
バイクの人は、乗船してもバイクから降りず、みんなバイクに跨ったままだ。
到着まではこのままの状態でじっとしている。
船は直ぐに出発し、対岸へ向かう。
渡し舟は、2隻運行していて、双方とも同時に岸を離れ対岸に到着する。
ほんの数分で対岸に到着した。
到着と同時に車とバイクが一斉に動き出す。

1区〜2区の渡し舟 到着すると一斉に降りるバイクや車

■ 対岸(2区)
ガイドブックを見ても、2区側の情報は何も載っていない。
船を降りてみると、そこには市場があり、多くの人で賑わっていた。
ローカルな市場で、魚、肉、野菜、果物を売る店が多い。
市場見学は大好きなので、一通り歩いてみる。
市場を少し離れると、落ち着いた静かな雰囲気になる。
同じホーチミンでも、少し離れるとのどかな場所になることを実感した。
街の中を歩くよりも面白い。
さらに
先へ行っても何があるか分からないので、適当に引き返す。

果物を売る店 こちらはおなじみのバインミーの店

■ 戦争証跡博物館
戦争証跡博物館へやってきた。
ここはベトナム戦争の忘れてはならない歴史を多くの資料とともに展示している。
この場所は、元々米軍の役所があった場所らしい。なんとも皮肉なことだ。
野外には、実際に使用された戦車や爆撃機、爆弾等が展示されている。
また、館内には虐殺の写真や、枯葉剤により生まれた奇形児のホルマリン漬けなど戦争の悲惨さを物語る展示がある。
どうしてこんな事をしてきたのかを思うと悲しくなってくる。
改めて戦争の無意味さを思い知らされる。
この博物館も多くのツアーに組み込まれているようで、旅行者で賑わっていた。
日本人ツアー客も何人か見かけた。
昼の間は閉館なので、閉館に合わせ見学を終えた。

闘いの跡が残る戦車 機関砲
戦闘機搭載の発射口 ヘリ搭載のマシンガン

■ チョロン
チョロンは、先日バイクで案内してもらった。
このときは、ビンタイ市場だけ見たようなもので、他はゆっくり見ていなかった。
もう一度町の雰囲気を見てみようと思う。
ベンタイン市場の前のバスターミナルから、1番バスに乗ればよいと教えてもらった。
係の人に教えてもらい待っているとまもなく目的のバスがやって来た。
乗ると同時に発車。
乗り込む途中もバスは動いている。なんとせっかちである。
バスが動き出すと、車掌がお金を集めに来る。
何処まで乗っても同一料金らしく、目的地を聞かずにお金を集めている。
金額が分からなかったので、適当に小銭を手に乗せて車掌に取ってもらう。
途中のバス停で頻繁に乗降があり、30分程でチョロンに到着した。
チョロンが終着のようで、ここで乗客はみんな降りていた。

■ ビンタイ市場
バスを降り、町の雰囲気を見ながら、ぶらぶらとビンタイ市場の方へ向かって歩く。
迷路のようなビンタイ市場へ入る。
ブランド品のコピー財布やバック、ベルトなどがたくさん並んでいる。
韓国製のコピー商品はかなり精巧にできているが、ベトナム製はお粗末だ。
手に取るまでもなく、ニセモノだと分かる。
身に着けていると恥ずかしくなるようなものばかりだった。
商品が両脇から攻めて来るように高く積み上げられている。
通路はすごく狭く、歩くのにも苦労する。
街を歩くのにサンダルを探してみた。
ベトナムの人は足が小さいらしく、自分に合うサイズのものはなかなか見当たらない。
店の人に聞いてもそのサイズはないとの返事だ。
あちこちと探し、やっと合うサイズのサンダルを見つけて購入。
結構しっかりした作りだった。15,000ドン(約120円)はお買い得だ。

乾物屋さん お菓子は綺麗に陳列されている
生地を売る店 この中から欲しい履物を探すのは大変

■ 帰りのバス
市場もゆっくり見ることもできたので、再びバスで戻ることにする。
下車したバス停に行ってみたが、町へのバスに乗車する場所が分からない。
一方通行なので、乗車場所はどこか別の所にあるのだろう。
近くの人に乗り場を教えてもらう。
なんと100m程離れた別の通りに乗車場所はあった。これではわからない。
バス停まで行くと直ぐに乗車するバスが来た。
しかし既にバス停には別のバスが停まっていて停車できない。
道路の真ん中で無理やり乗車、今回もバスが動きながらの乗車である。
バスに乗るのも一苦労だ。
バスに乗ったらしめたもの、終点のベンタインまで乗っていればいいのだ。
バスから降りる時は注意が必要である。
それは、バイクがバスの乗降側でも構わず通り抜けるからである。
見ているとヒヤッとする場面がしばしばある。
バイクが来ていないか確認して降りるようにしなければいけない。

■ カフェで一服
ここで一服、カフェへ入り休憩だ。
暑かったのでアイスクリームが食べたくなった。
メニューには写真も載っていないので、どんなものか分からない。
”何でもいいや”と、適当にオーダーしてみた。
それとベトナムコーヒーだ。
アイスクリームが出てきてびっくり、やたら派手なアイスクリームだった。
色んな色のアイスクリームにお菓子やら、チョコレートが乗っかっている。
その頂上には傘まで付いていた。
思わず笑ってしまったが、食べるしかない。
これはオヤジには似合わないよ・・・
でも、濃いベトナムコーヒーは、 甘いアイスクリームとよく合う。

■ サイゴンも飽きてきた
ホーチミンの街中はほとんど歩いてみた。
あと、これといって見るところがない。
少しサイゴンを離れてみようと思い、旅行会社のシンカフェへ行ってみた。
ファンティエット・ムイネーへ行くツアーがあった。
ファンティエットはホーチミンから東へ約250Kmの海沿いにある町だ。
ファンテット&ムイネービーチの1泊2日のツアーで確認してみた。
明日の出発で問題ないようなので、そのまま予約する。
1泊2日のツアーで、ホテル宿泊費や、滞在中の全ての食事が含まれて45$だった。
但し、一人の参加で個室を希望したため、10$追加の55$である。
これで2日間楽しめれば安いものだ。
リゾート気分で出かけることにしよう。


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