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2日目
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5月14日(水) ハノイの街ブラ、そして夜行列車でラオカイへ

■ スワンナプーム空港へ
チェックインの際に、モーニングコールの時間とチェックアウトの時間を聞かれた。
6時半にホテルを出て、空港に向かうことを伝えておいた。
伝えた時間にキッチリとモーニングコールがあった。
今となっては懐かしい、機械の声ではなく、肉声のモーニングコールだった。
支度をしてチェックアウト。
それに合わせて、送迎の車もスタンバイしていた。
空港までは近いとはいえ、無料で送ってくれるのは嬉しい。
こんなサービスをしないと、誰もこのホテルへ泊まってくれないのだろう。

■ ハノイまで
飛行機は、バンコクのスワンナプーム空港を8時半に出発して、2時間弱でハノイのノイバイ空港に到着した。
空港から市街までは結構距離があるので、バスで行こうと思い、ミニバス乗り場へ行ってみた。
丁度、直前に出発したばかりだったようで、誰もバスに乗っていなかった。
ドライバーに聞けば、あと30分以上は出発しないらしい。
仕方がないので、今回は空港タクシーを利用することにした。
旧市街の通りの名前を告げて、タクシーを走らせる。
ハノイ市街に入ると見覚えのある通り。前回来た時の記憶が蘇える。
旅行会社のシンカフェ・オフィス前でタクシーを降りた。

■ 先ずはチケットの手配
早速前回もお世話になった旅行会社のシンカフェ・オフィスへ入る。
半年前にはなかったツアーガイド小冊子の日本語版やフランス語版まで用意されていた。
今回目的のサパへ行く方法としては、列車を利用する方法とバスを利用する方法がある。
ツアーを利用しても、このどちらかの方法になるようだ。
サパ方面のツアーをみてみると、一人で参加できるのは3泊4日のツアーのみだった。
私は延べ約1週間程滞在したい。
担当者に相談すると、列車のチケットだけ買って、自分で行った方が良いだろうと言われた。
今夜の夜行列車のチケットが手に入るのか確認すると、それは問題ないらしい。
それならと、今夜9時15分発の夜行列車のチケットをお願いしておく。
同時に、帰りのチケット(ラオカイを20日の夜に出発)も予約しておいた。
21日の早朝にハノイに帰ってくるとして、その後の予定も決めておこう。
飛行機のタイムスケジュールを聞いて、予定を組む。
21日の午前の便でハノイからフエまで移動し、帰国日の27日にダナンを出てハノイに戻ってくることにした。
早速この航空券も同時に手配した。
原油価格の高騰で、国内線チケットの価格は思ったより大幅に値上げされていて驚いた。
夜行列車のチケット ハノイ〜ラオカイ SP1・ソフト寝台・エアコン付で、片道29$。
エアチケット ハノイ〜フエ、 ダナン〜ハノイ 各73$。
「チケットは、夕方7時以降に取りに来てくれ」とのことだった。

列車のチケットは、直接鉄道駅へ行っても買うことができるらしい。
ただ、良い座席は旅行会社が大量に押さえているのでとりにくいようだ。
その上、鉄道駅で買える時間も決まっていて、面倒のようだった。
少し手数料を取られても、旅行会社を通す方が簡単に手配ができてしまうため、旅行会社で買ったのだ。

旅行会社(シンカフェ)のオフィス シンカフェの日本語パンフレット

■ 今日の予定
夜行列車は9時15分にハノイ駅を出発する。
8時にチケットを受け取り、ハノイ駅へ向かうことにして、それまでの間、市街で時間を潰す必要がある。
大きな荷物を持っての移動は大変なので、シンカフェで預ってもらった。
「チケットを取りに来るまで預っておいてね」とお願いすると、快く預ってくれた。
これで身軽になったので、自由に町をブラブラできるぞ!
先ずは、遅めの昼食を摂って行動開始だ。
夜8時までは長い。 ゆっくり街ブラしよう。

■ カメラ談義
ホアンキエム湖まで歩き、玉山祠で木陰に座って休んでいると声をかけられた。
英語のツアーガイドとして観光客を案内してきて、ここで休憩しているようだ。
そのガイド、日本の新潟大学へ2年間留学経験があるらしい。
但し、日本語は頼りない。
聞けば、日本にいるとき18切符を利用して、九州から北海道までの観光地を色々とまわったようで、良く知っていた。
日本語は難しいので、英語ツアーガイドをしていると言っていた。
今は、1ヶ月かけて、ベトナム全土をバスでまわるツアーの途中らしい。
へ〜そんなツアーもあるのかと、驚かされた。
カメラが好きで、私の持っていたカメラが気になり声を掛けてきたらしい。
彼の使っているカメラはキャノンのD40とのこと。
「ちょっと触ってみる?」と貸してあげる。
性能・機能が、どうだ・こうだの長い談義が始まることになってしまった。
これから、サパに行くと言うと、色々と情報を教えてくれた。

■ 町ブラ
特にあてもなく、思いつくままに街を歩き、疲れたら休憩する。
書くことが何もないので、街の雰囲気を写真で紹介しましょう。

笑顔がステキ
魚は新鮮のようです
笑顔がステキなお姉さん 棲旭橋にて 魚屋さん
この仕組みでは早く走れないと思いますよ
枕屋さん アイスクリーム屋さん その自転車は早いのかい?
靴職人のオヤジ
う〜ん、美味しそう!
靴職人のオヤジ 何処でも見かけるフランスパン売り ちょっと積み過ぎじゃない!
ホアンキエム湖:今の時期は花も咲いてカラフルだ 市場にて
色とりどりの果物が売られています
市場周辺にて 夜のホアンキエム湖周辺

■ 夜行列車
夕食を済ませ、8時にシンカフェへ戻ってきた。
予約しておいたチケットを受け取り、預けておいた荷物を持って、ハノイ鉄道駅へ向かう。
歩くと遠いので、シンカフェのお姉さんに停めたタクシーに行き先を説明してもらった。
ハノイ駅には、ハノイ駅とハノイB駅があり、行き先により乗車駅が異なるのでややこしいのだ。
駅に着くと、列車を待つ乗客で駅の外まで座り込み状態だった。
チケットを見せると、改札は始まっているようで、すぐに構内に入ることができた。
今夜乗車する列車は、9時15分発のラオカイ行き列車。
ラオカイは終着駅で、明朝6時に到着予定だ。
構内に入ると、係員のような素振りで「荷物を持ってあげるよ」等と寄ってくる人がいる。
「いいよ、自分でできるから」と断ったが、どうやら後でチップを要求しているようだった。
各乗車口には駅員が立っていて、チケットを見せると、「ここだよ」と教えてくれた。
チケットには、列車番号、ルーム番号、座席番号(ベット番号)が書いてあり、番号を確認して自分の部屋へ入る。
シートは、1部屋4人の部屋で、上段、下段と各2個のベットがある。
部屋へ入ると、既に先客の3名は揃っていた。
フランス人の若いカップルと、同じくフランス人のおじさんが今日のメンバーだった。
皆さん、ツアーでサパへ向かっていると言っていた。
やはり、この席一帯は旅行会社が押さえていたものなのだ。
実は、私は『夜行列車』というものに乗るのは初めて(日本を含め)なのである。
窓側下段には小さなテーブルがあり、電気スタンドも付いていた。
私のシートは上段、動き出してしばらくは、みんな下段の席に腰掛て雑談などをしていた。
各部屋には扉が付いていて、寝るときに鍵をかければ防犯上安心だ。
各車両に付いているトイレも、ホテルのような洋式の水洗トイレだった。
洗面所も別にあり、思ったより水まわりは清潔だった。
ときおり、飲み物を売る車内販売が声をかける。
一息したところで、自分のベットに潜り込み、本を読んで時間を過ごした。
各ベットには専用の灯が付いているが、みんなが消すタイミングで自分も消して眠りについた。

長〜い、長〜い列車 車両の様子。右側に部屋が並ぶ。ちょっと豪華でワクワクだ


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