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4日目
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5月16日(金) マーチャ、タフィン村を訪ねる

■ 今日の予定
今日は、マーチャ村とタフィン村のトレッキングツアーに参加する。
昨日、宿泊しているホテルで申し込んでおいた。
今日のトレッキングツアーはプライベートツアーだ。
通常プライベートツアーは高く付くが、移動手段をバイクにする等で安くアレンジしてもらった。
出発は9時半なのでゆっくり支度ができる。
先日の夜行列車が寒かったので体調を崩したのか頭痛がする。
熱はないので、どうやら頭痛だけのようだ。
鎮痛剤を飲んでおくことにした。
ツアー開始までの間に町へ出て朝食を済ませておく。
鎮痛剤のせいか、どうやら頭痛も治まり、トレッキングも問題がないようだ。

■ ツアー出発
9時半のトレッキング開始時間に合わせてホテルへ戻ると、待ち構えていたようで早速出発だと言われた。
モトバイのドライバーとガイドが紹介された。
ガイドは若い女の子。(お〜、ラッキー!)
町からマーチャ村の入り口までバイクで行き、マーチャ村からタフィン村までをトレッキングする。
帰りはタフィン村から町までバイクで戻るらしい。
早速ヘルメットを付け、バイクに跨る。
なんと、バイクに3人乗りするらしい。
これまで何度かモトバイは利用したが3人乗りは初めてだ。
しかも、私の後ろはガイドさん。  なんか感じが良いんじゃな〜い。
時々背中に当たる感触は・・・?
―― (ドライバー君、急ブレーキかけてもいいよ!)
ま、そういうことで無事マーチャ村の入り口へ到着したのでございます。
ここでバイクを降り、ドライバーと分かれた。

■ ガイドさん
ガイドさんは24歳の女の子。私の息子と同年代だ。
家は列車の終着駅のラオカイの近くらしいが、ツアーガイドの仕事をするために、サパに来ているらしい。
そんなに堪能ではない英語だが、それを大幅に下まわるレベルの私なので、かえって気を使わなくても良い。
2人デート気分で、トレッキングの始まりだ。

■ マーチャ村
マーチャ村へと続く道をひたすら歩く。
今日は良い天気で、歩いていると汗ばむくらいだ。
谷間には綺麗な棚田が広がる。
この村は、黒モン族の暮らす村だ。
村に入りしばらく歩いた後、1軒の農家にお邪魔した。
男は外へ出て留守だったが、家族全員で出迎えてくれた。
家の中は明かりがなく、目を慣らさないと良く見えない。
天井はかなり低く、背の高い私はあちこちで頭をぶつけることになる。
家の中は全て土間で、台所が2箇所。
1箇所は大きな鍋があり、家畜の餌もここで作るらしい。
もう1箇所は簡単な煮物や焼き物ができ、ここが一家団欒の場所となるようだ。
家の中は部屋という定義がないようで、家族みんなでザコ寝をするようだ。
帰り際、家の中を見せてもらったお礼にガイドが小額のお金を渡していた。
農家を後にして、村を通る道を歩き散策する。

このような道をひたすら歩く マーチャ村の見事な棚田
みんなで出迎えてくれた 農家の台所
子供たちは笑顔でいっぱい
村に点在する農家 子供たちは興味津々
素朴で良いですよね
村の子供たち 農作業に向かう農夫
訪問した農家の若奥さん 道で出会った子供 声をかけたら泣いちゃった。ごめんね

■ タフィン村
マーチャ村から続く道を通ってタフィン村へ向かう。
歩き出して2時間半程でタフィンの村へ着いた。
この村は、ザオ族が暮らす村だ。
先に訪れたマーチャ村とは服装などが違うことが分かる。
この時点で昼時、村の小さな食堂で昼食にすることになった。
昼食は野菜たっぷりのスープヌードル。ガイドさんが作ってくれた。
食後のデザートには果物がたっぷり。
量が多く、かなり残してしまった。
食後はタフィン村にある洞窟見学。
期待はしていなかったが、それ以上に貧相な洞窟には驚いた。
タフィン村ではザオ族の家へ入れてもらい、家の中を案内してもらった。
午前中に訪れた家と造りは良く似ていたが、こちらの方が少し大きな家だった。
この時間は昼食時で家族みんなが揃っていた。
お礼を言って農家を出た後、農作業の風景などを見ながら村を散策してみる。
今からが田植えのシーズンで、水牛で田んぼを耕す風景や、田植えの風景を見ることができた。

『これが自慢の息子ですよ』という感じですね
タフィン村の棚田 村で出会った親子
牛と少女 タフィン村の農家の家の中。ワンちゃんもいた
田植えの風景 田植えの風景
これが田植えの服装とは思えない
田植えの風景 農作業に向かう人たち
タフィン村の女性
タフィン村の女性 この格好で農作業 タフィン村の女性
タフィン村の子供
帽子がカワイイ!
田んぼの隅で一人遊ぶ子供 タフィン村の子供 帽子がカワイイ!

■ トレッキング終了
これで、今日のデート・・・じゃない、トレッキングが終了した。
タフィン村までモトバイに迎えに来てもらう。
ガイドさんが携帯電話で、「迎えに来てね」と電話するわけだ。
再びモトバイ3人乗りでホテルまで送ってもらうことになる。
2人乗りの場合は、いつも自分のお尻の裏辺りにある部分を握り締めて乗っている。
しかし、3人乗りの場合はそうはいかない。
この部分に後部座席の人の股間が来るからだ。
こんなところに手を置いたら、ガイドさんが口を聞いてくれなくなる!
じゃあ、何処に捕まればいいのか?
少し慣れてくると、自分の膝の上に手を置いて乗っているのが一番楽だということが分かった。
慣れた頃にはホテルに到着だ。
ドライバーが言う「ポリスがいなくて良かったね!」
やはり、パイクの3人乗りは違反なのだ。
ホテルまで戻ってくると、従業員が出迎えてくれた。

■ なじみの屋台
夕方になると炭火でトウモロコシ、クリ、芋や卵等を焼いている屋台が並ぶ。
その内の1軒で指差しで頼むと、目の前で焼いてくれる。
昨日も同じ屋台に立ち寄った。
今日も通りかかると、顔を覚えてくれていて、「まあ座って座って」と席を用意してくれた。
とうもろこしや卵を炊いてもらう。
ベトナムでは外見は同じ卵でも、普通の卵と孵化寸前の羽まで生えたヒヨコが入っているものがある。
孵化寸前の卵がダメな人は気をつけよう。
焼けるのを待つ間に、世間話などを楽しむ。
日本語を教えてくれと言われ、簡単な挨拶を教えたりするのだ。
楽しい時間と共に、簡単なおやつを食べて50円〜100円で済むのだ。
帰り際には丁寧にお礼を言われて分れる。
このように、同じところに2度以上通うとお互い気心が知れた気になり、友達のように接してくれる。
一人旅には嬉しい。

色々なものを焼いています
色々なものを焼いている屋台 自転車に山ほどの商品を載せた雑貨屋

■ インターネット環境
ホテルの部屋で無線LANを試してみたが、電波が飛んでいない。
インターネットをしようと思い、ネットカフェへ寄ってみた。
実際には、ネットカフェではなく、ツアーオフィスが数台のパソコンを置いてネットカフェとして営業しているのだ。
適当な店で、日本語が使えるか聞くと、あっけなく「使えない」と言われた。
PCを持参するから接続させてくれるかを聞くと、意味が分らないらしく、だめだと断られる。
2、3件あたってみたが、どこも同じようで、日本語が使えるPCがないようだった。
泊まっているホテルでも日本語が使えるPCはなかった。
ホテルにお願いし、イーサーケーブルをハブから分岐してもらい自分のPCを使わせてもらった。
結局、このホテルに宿泊中はこの方法でインターネットを無料で利用することができた。
ただ、サクサクと使える速さではなかった。
ここでは、ネット環境はあまり良いとは言えないだろう。


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