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9日目
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5月21日(水) ベトナム最後の王朝の古都、フエへ

■ ボッタクリ
5時頃に列車は終着のハノイ駅に到着した。
列車を降りて、客待ちしていた小型のメーター・タクシーに乗った。
「ホアンキエム湖まで」と言って車を走らせる。
ホアンキエム湖までは、そんなに距離がない。10分足らずで到着した。
料金の支払い。 
メーターを見てビックリ! なんと15万ドンを表示している。
15万ドンと言えば、日本円で約1,000円だ。そんなに高いはずがない!
どうやら、改造メーターだったようだ。
やられた!
ここはベトナム。抗議しようが、文句を言おうが全く応じてくれない。
やはり、客待ちのタクシーではなく、流しのタクシーを拾うべきだった。
しかし、このタクシーで空港まで行けば、一体幾ら請求されたのだろう・・・恐ろしい。

 

列車は早朝にハノイ駅に到着した  

■ 朝のホアンキエム湖
ベトナム人は早起きで、健康管理に熱心だ。
ホアンキエム湖の周辺でも体操をしている人や湖の周りを歩いている人の多いこと。
朝の6時にもなっていない湖の周りを、ゾロゾロと列を成して”ウオーキング〜!”をしているのだ。
ジョギング〜!、サイクリング〜!、ヒップホップ・ダンシング〜!、ググ〜グ〜グ〜ググ〜グ〜! クォ〜〜〜ッ!
6時を過ぎると、エド・はるみの数はどんどん増えていった。
湖畔のベンチに座り、そんな様子をながめながら、朝の雰囲気を味わう。
今日は、これから空港まで行き、飛行機でフエへ行く予定だ。
飛行機のチケットはハノイ到着日に手配済みである。

■ タクシー代の埋め合わせ
タクシー代で思わぬ出費になったので、空港まではバスで行くことにした。
ベトナム航空のオフィス前から空港までのミニバスが3万ドン。
このバスを利用すれば先ほどのタクシー代の出費の埋め合わせができる。
利用者は、バスの出発時間を知っているのか、出発直前になると一気に満員となり出発した。
今の時間は朝のラッシュ時のようだ。
市街はバイクが溢れんばかりで、車は早速進まない。
郊外に出るまでは、この渋滞にイライラする。
でもこのミニバスは、空港までノンストップなので快適だと思う。
時間に余裕があるなら、ミニバスをお勧めする。

バスの駐車場のこんな隙間でも店がある スモモ モ モモ モ モモノウチ

■ フエへ
空港到着後、チェックインして出発を待つ。
今日の便は、ベトナム航空のハノイ発10:10、フエ着11:20の便だ。
出発ロビーで座って待つことにする。
わざわざ、空港のロビーにあるレストランで高い飲み物など飲む必要はないと思う。
でも、人が美味しそうに飲んでいるのを黙っては見ていられない。
その数分後には、自分も空港ロビーのレストラン席に座っていた。
今日向かうフエは、ベトナム中部を代表する都市。
ベトナム最後の王朝、グエン朝の都が置かれた町でもある。
王宮や寺院等が残る古い町である。
今回の旅の後半は、フエの町から始まる。

国内線の搭乗風景  

■ 今日の宿
ハノイを出発した飛行機は1時間と少しでフエの空港に到着した。
空港からフエの町までは飛行機の到着に合わせて運行してるミニバスを利用した。
空港内でバスチケットを買ってバスに乗り込む。
市街までは30分程で行ける。
ホテル名を伝えておけば、近くで降ろしてくれるのだ。
とりあえず、ガイドブックに載っていた、ビンジュオンホテルを目指そうと思っている。
バスを降りて、ホテルまで歩いていくと、ホテルの従業員が日本語で迎えてくれた。
このホテルのオーナーの奥さんは日本人らしい。
そのためか、ホテル従業員はみんな日本語がペラペラなのだ。
全ての会話が日本語で済んでしまう。
かえって変な感じ。なんだか、気が抜けたようだ。
早速、部屋を見せてもらう。
清潔そうなダブルの部屋。NHKが映るTV、エアコン、ホットシャワー、インターネットが使えるPC付きだ。
朝食は付いていないが、これで1泊10$は安いと思った。
「OK、ここに決定」ということでチェックインした。
ここには2泊する予定だ。

■ 王宮見学
ホテルへチェックインしたのが昼過ぎ。
これから観光するための時間は十分にある。
この町の観光場所と言えば、阮朝王宮だ。
王宮を含め、このあたりの建物群は世界遺産に登録されている。
午後はこれらを見学することにしよう。
先ず、フォーン川に架かるチャンティエン橋を渡り、旧市街へと歩いて行く。
そして、城門を潜って中へ入ると大砲が並んでいた。
その横にはフラッグタワーがそびえている。
道の向こうには王宮門が見える。
王宮門でチケットを買い、王宮内へと入っていくのだ。
王宮内はかなり広い。幾つかの建物があり、ゆっくり見てまわるには結構な時間が必要となる。
ただ、王宮内の建物は戦争の爆撃で殆ど崩壊している。
今見学できるのは、その後修復したものが殆どである。
王宮内では今も修復が続いていて、今後見所も多くなるだろう。
しかし、その殆どの建造物は再建されたものだと考えなくてはいけない。

話は変わるが、今の時期の気候は、強烈に暑い。
木陰で休みながら歩かないと倒れてしまいそうだ。
水分補給は必須。
こまめに水分を摂らないと熱射病になってしまうだろう。

圧倒的にバイクの数が多いです
フォーン川に架かるチャンティエン橋 城門を潜って王宮へ
ズラリと並んだ大砲
フラッグタワーの先端
城門を潜ると大砲が並んでいた フラッグタワー:これを目印に歩けばよい
王宮門。日曜の夜にはライトアップされる 王宮門の上には登ることができる
屋根の上の飾り
この建物も見事な飾りです
屋根瓦は独特な形式だそうです
門の上の部分
瀬戸物の図柄を利用した色付
龍の顔

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