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14日目
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5月26日(月) ダナンの五行山へ

■ 今日の予定
今日は五行山へ行く。
ランコーからホイアンに移動する途中にダナンというところがある。
ダナンは、ベトナム中部最大の都市だ。
交通量も多いし、大きな建物も数多く見られる。
ただ、観光としては、見る場所がないのでダナンの町には泊まらなかった。
そのダナンの郊外に、5つの連山からなる五行山がある。
こちらではマーブルマウンテンという呼び名が一般的だ。
この山は大理石で出来ているので、このように言う。
ダナンでは唯一の観光場所といえるだろう。
この山へ登るツアーがあったので申し込んでおいた。

■ ツアー参加は私だけ?
10時にホテルへのピックアップということでロビーで待っているとミニバスがやってきた。
早速車に乗り込む。 私が1人目だった。
ガイドが言う、「今日のツアーは、あんた一人だよ!」
なんと、プライベートツアーになってしまった。
というわけで、乗車早々五行山に向けて出発だ。

正面に五行山が見えてきた  

■ まずはお土産売り場まで
ホイアンから五行山までは近い。
道は広くて綺麗なので、30分程で着いてしまう。
このあたりの山からは、多くの大理石が採れる。
五行山から切り出される大理石は、建築用ではなく、全て彫刻品となる。
山の裾野には工芸品の彫刻をする工場が所狭しと立ち並び、あちこちからコツコツと石を彫る音が聞こえてくる。
車は、五行山の上り口にある彫刻品の土産物屋の駐車場に停まった。
まず、この店へ入らないといけないようだ。
きっと、客を連れてくる代わりに車を駐車させてもらっているのだろう。
いや、いくらかのマージンをもらっているのかもしれない。
こんな場所で土産物など買う気なんて全くない。
だって、石だよ。 こんなもの買ったら、重たくって大変!
店員は、必死になにやら進めてくるが、こちらは上の空。
冷やかしだけで店を出る。

大理石彫刻の土産が並ぶ 値段はそこそこ高かった

■ 五行山
さて、いよいよ山へ登ります。
登るのは5つの山の中で一番高い”トゥイーソン”と言う山だ。
一番高いといっても、標高108mなので、山登りとはほど遠い。
入り口でチケットを買って、急な階段を登る。
既に日差しは強く、気温は38度位になっている。
暑くなければ問題ないのだが、途中で休まないと体がもたない。
休み休み、中腹まで登ると寺院が建っていた。
山の中腹には幾つかの寺院や洞窟があり、洞窟の中には仏像が安置されている。
それらを順に歩いてまわる。
2箇所の展望台からは、良い眺めを見ることができる。
山頂まで登るためには、一人がやっと通れる位の穴を通り抜けて進んで行かなければならない。
洞窟内は暗く、ガイドが一緒でなければ行く気は起こらないだろう。
ここまで来たからには、断念せずに登ることにする。
細い細い縦穴を潜り抜けると山頂へ出てきた。
しばらく、ここからの眺めを楽しむ。

山の中腹に建つ寺院 山の中腹に建つ寺院
山頂からの眺め 山頂からの眺め
チャイナビーチを眺める 山の中腹に建つ寺院
数箇所の洞窟がある 洞窟の中に建つ寺院
山の中腹に建つ寺院 山の中腹に建つ寺院 洞窟の中に安置されている仏像


■ 汗が・・・
私は汗かき症ではないので、普段は流れるほどの汗をかかない。
しかし、ここでは別だった。
Tシャツは既に汗でボトボト。
暑いので頻繁に水を飲む。
飲んだ水が、全て汗となって体中から噴出してくる。
顔をタラタラと汗が伝い目に入る。
拭っても拭っても後から後から汗が噴出す。
サウナよりも多くの汗をかいたのではないだろうか。
健康的には良いかもしれない。
幾つかの寺院と洞窟を見学し、登ってきた道を引き返す。

■ チャイナビーチ
五行山からの帰り道、チャイナビーチを訪れた。
このビーチは五行山からもよく見渡せる。
ガイドは「泳いでもいいよ」と言ってくれたが、そんな用意をしていなかったので、ブラブラとするだけにした。
あまりにも暑いせいか、炎天下に海で遊んでいる人は少ない。
綺麗な砂浜が、ず〜と先まで続いている。
今は静かなこの一帯も、その内にリゾート化されるのかもしれない。
リゾートホテルを建設している最中の場所も見かける。
ビーチと並行して走る道路の反対側には、綺麗なゴルフ場も出来ていた。
これらは、全て中国系の企業が開発を進めていると言っていた。

静かなチャイナビーチ
静かなチャイナビーチ 子供たちだけが遊んでいた

■ ツアー終了
昼食は付いていないが、フルーツの盛り合わせを食べながら、帰途につく。
ホテルへ引き返し、今日のツアーは終了である。
時間的には3時間程度だが、運転手とは別にガイドが付き、結果的にプライベートツアーとなった。
今日の参加者1人になってしまったツアー、一人分7$では旅行会社の儲けはないだろう。

■ 旧市街を散歩
ホテルへ帰ってしばらく休憩の後、旧市街を散歩する。
行く当ては特にないが、ブラブラと足の向くままに歩く。

この町にはこのスタイルが似合う フルーツシェークは人気だ
この町には自転車が似合う 道端の屋台風景
伝統音楽コンサートの様子
伝統音楽コンサートの様子
伝統音楽コンサートの様子 伝統音楽コンサートの様子
1つの作品を仕上げるのにどれ位かかるのだろう
色も形も大きさも豊富な提灯 刺繍工芸の様子
美味しいよ〜
市場にて 麺の屋台 路地の真ん中に井戸が残っている

■ ホイアン名物
ホイアンには3大名物料理があるらしい。
今日はホイアン最後の夜なので、試してみることにした。
レストランへ入り、ホワイト・ローズとカオ・ラウをオーダーした。
3大名物料理にはもうひとつ、揚げワンタンがあるのだが、小食の私には2品で充分だ。
ホワイト・ローズは、エビのすり身を米粉で作った皮に包んで蒸したもので、お皿に盛り付けたときに白いバラのように見える。
また、ラオ・カウとは、うどんのような米の麺の上に野菜、肉、カリッと揚げたせんべいのようなものが乗っている。
汁は殆どなく、食べるとき、下からよくかき混ぜて食べるらしい。
ホワイト・ローズの薬味も店員にお任せした。
これまで食べたことのない味だ。
なかなかいける。
特にホワイト・ローズは気に入った。
ベトナム料理はリーズナブルだ。
ホワイト・ローズとカオ・ラウ、ドリンクを合わせても5万ドンと少し、日本円で400円でお釣りが来る安さだ。


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