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11日目
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10月22日(月) コタ・キナバル発、コタ・キナバル行きの飛行機

■ レイトチェックアウト
未明から朝にかけて少し眠ることが出来た。
まだ体がだるいが、昨日ほどではない。
でも、食欲もないし、出かける気力もない。
今日は体を気遣って、ホテルの部屋でゆっくりしておこうと決める。
とはいえ、今日は帰国の日で、出発時刻は夕方の7時30分だ。
丸々1日があるわけだ。
フロントでレイトチェックアウト(チェックアウト時間を夕方の5時)にお願いしておき、部屋で休む。
することもなく、ベッドに横になりウトウトとして過ごす。
一度も外へ出なかったので、フロントが心配して部屋に電話をしてきた。
  ――― 大丈夫だよ、ちょっと死んでいるだけ・・・

■ コタキナバル空港
5時にチェックアウトし、空港までタクシーで向かう。
この時間は渋滞が激しく30分近くかかった。
空港でのチェックイン、イミグレーションチェックを通過、ここまでは何の問題もなし。
今日は7時30分発の便でクアラ・ルンプールまで行き、クアラ・ルンプールで乗り継いで帰国する。
今日も1日何も食べていないので、お腹がすいたが、食べたいものがない。
ちょうど、搭乗する飛行機が成田から到着した。
この空港で乗り継いでクアラ・ルンプールまで移動する人が多いようだ。
搭乗時間まですることもないが、体調不良なのでおとなしく座って待つ。
定刻どおり搭乗、機はB777−200でほぼ満席状態だった。
さすが成田からの便で乗客の数も多い。

■ なんだ、なんだ!
コタ・キナバルを定刻どおり離陸。
もう外は真っ暗だ。
離陸後1時間程で食事タイムとなる。
前方席から順に食事が配膳されていく。
ちょうど自分に配膳が済んだ頃、突然変な振動と音が続く。
―― 機内が真っ暗になる。
乗務員が私の席の近くに集まって、窓の外を見て、なにか言っている。
私は翼の上辺りの座席に座っていたのだ。
なにやら、バック・ファイヤーがあったらしい。
とりあえず落ち着き、食事をしようと思ったら、今度は配膳した食事を回収し始めた。
食べ物を目の前にしただけで、口もつけず持っていかれてしまったのだ。
機内アナウンスがあり、「エンジントラブルでコタ・キナバルに引き返す」とのこと。
既に1時間近く飛んでいるので、引き返すだけで大きなロスになる。
まあこればかりは、成り行きに任せるしかない。
エンジンの出力を落したのか、異常のエンジンを止めたのかは分からないがエンジン音は静かになった。

■ コタキナバルへ帰ってきました
夜の9時ごろにコタ・キナバル空港まで無事帰ってきた。
空港では、万事に備え、多くの消防車が待機していた。
心配することもなく、飛行機は無事着陸できた。
とりあえず、機材のチェックをするとのことで、機内にて待機する。
30分程経ってこの飛行機は使えないとのことで、一旦降りて指示を待つことになる。
大きな空港ではないので代替機はないだろう。
クアラ・ルンプールから代替機を持ってくるのだろうか?
何の情報もなく、ロビーで待つ。
このころになると、体調もかなり回復してきた。

■ 今日はもうフライトがありません!
11時頃、「今日のフライトは中止となった」とのアナウンスがあった。
ホテルを用意しているらしい。
この手続きが早速進まない。
ホテルの都合が付かないのかどうかわからないが、みんな文句ブーブーだ。
結局手配が出来たのは12時を過ぎていた。
代替のフライトは、明日の10時30分。
出発の2時間前に空港まで来るようにとの指示である。

■ タン・ダイナステイ・ホテル
ホテルまでの往復タクシー・チケットとホテル・チケットをもらう。
荷物を受け取り、タクシーでホテルへ向かう。
ホテルは、町の入り口近くにあるタン・ダイナステイ・ホテルだった。
高級ホテルの下クラスだったが、いつも私が泊まるホテルに比べればかなり綺麗なホテルだ。
無料の夕食もあったのだが、こんな時間に食べる気もせず、直ぐにベッドに横になる。


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